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僕がこの公園に初めて行ったのは小学3年生の時だ。転校生だった僕は周りに馴染めず、他の人から見ると変な子供だったと思う。もちろん友達なんていなかった。ひとりぼっちで帰った学校の帰り道、いつもと違う道をと歩いて着いたのがここだった。トイレ、滑り台、ブランコ、シーソーだけの小さな公園。けれど何かほっとするような公園だった。ベンチに腰掛けひとりぼっちぼーっとしていた。別に何かしたいことがある訳じゃない。ただ何か起きるのを待ってただけ。けれどなんにも起きなかった。最近ふとこの公園はまだあるのだろうかと足を運んでみた。いくつかの遊具はなくなっていたがまだあった。小さな公園。また同じようにベンチに座ってみる。やっぱりなにも起きない。ふと笑いが込み上げてきた。当たり前だよなと。いつだって何か劇的なことを起こすなら自分が動かないと。行動しなければ何も変わらないし変えられない。現実はただそこにあるんだよなって。