桜並木と徒然草の碑、心癒されるオアシス。
徒然草第百十五段石碑の特徴
徒然草の石碑が立つ桜並木は、特別な散策路です。
水と緑に囲まれた石碑周辺は、隠れた癒しのスポットです。
多摩川へ続く桜並木の魅力をぜひ体感してください。
徒然草の謎の段の石碑だ。宿河原が舞台だが、最寄り駅は久地。場所はわかりにくいが目印は東名高速の高架下と川沿いの遊歩道。南武線で登戸方面に向かうと車窓から一瞬見える。
殺風景な場所に、石碑が建立されてました。徒然草に出てくる。宿河原の地名が現在JR 南武線の駅名になってます。
都会の喧騒の中、ふと水と緑に心癒される、隠れオアシスみたいな所です。
二ヶ領用水沿いには、色々ある。
徒然草に宿河原の地名が書かれている碑です。桜並木がみごとです。
碑が建っていて、次のように刻まれています。 宿河原といふ所にて、ぼろぼろ多く集まりて、九品の念仏を申しけるに、外より入り来たるぼろぼろの、「もしこの御中に、いろをし房と申すぼろやおはします」と尋ねければ、その中より、「いろをし、ここに候ふ。かくのたまふは、誰そ」と答ふれば、「しら梵字と申す者なり。己れが師、なにがしと申しし人、東国にて、いろをしと申すぼろに殺されけりと承りしかば、その人に逢ひ奉りて、恨み申さばやと思ひて、尋ね申すなり」と言ふ。いろをし、「ゆゆしくも尋ねおはしたり。さる事侍りき。こゝにて対面し奉らば、道場を汚し侍るべし。前の河原へ参りあはん。あなかしこ、わきざしたち、いづ方をもみつぎ給ふな。あまたのわづらひにならば、仏事の妨げに侍るべし」と言ひ定めて、二人、河原へ出であひて、心行くばかりに貫き合ひて、共に死ににけり。もう一つ碑がありこちらには下のように刻まれてました。 この石碑に刻まれている物語は、我が国古典の代表的な随筆作品といわれる『徒然草』の第百十五段である。「宿河原といふ所にて…」という書き出しではじまるこの物語では、ぼろぼろと称される遁世者が、自分の師の敵討ちをする話である。さて冒頭の「宿河原」の地名であるが、一説では川崎市多摩区宿河原の地とされる。中世において「宿」は河川の渡河地点など交通の要衝地に発生し、市が開かれ人々が集住するなど都市的な景観を呈していた。さらに「宿」は宗教者たちが道場や寺院を建て、教線を拡大する拠点でもあった。この話の中でも、ぼろぼろが集まって極楽往生のために念仏を唱えている様子が語られている。 さてここ宿河原には、現在は下綱会館となっている地に阿弥陀堂があったといわれる。また元は長尾山の中腹にあったものを移築したとも伝えられている。そして会館には、阿弥陀如来像が安置され念仏供養が行なわれている。 この石碑は、宿河原の地名を記したと考えられる最古の書物である『徒然草』の物語を刻み、また古くからあった念仏供養の姿を後世に伝えるため、宿河原町会によって建立された。土地の歴史の一つとして、末来にわたって伝えられていくことを願う次第である。
立派な石碑があります。
ここから宿河原を抜け多摩川までの約2キロ。疎水沿いにびっしりと植えられたら桜はお見事!
徒然草(鎌倉時代に書かれた)にこの地のことが記されているというのは石碑を見るまで知らなかった。ここは、石碑があるだけですが、この先に遊歩道が続き、桜の季節に限らず、散歩道としては素晴らしい。
名前 |
徒然草第百十五段石碑 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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桜並木が続いてとで素敵な場所です。