旧武笠家表門で素朴な歴史を体感。
旧武笠家表門の特徴
市指定有形文化財である旧武笠家表門が見どころです。
昔の家と生活道具が展示された貴重な空間です。
文化財に触れながら歴史を学べる素晴らしい場所です。
市指定有形文化財。茅葺の寄棟造。長屋門の一種。「長屋門」は,豪農や武家屋敷にある表門の一種。武家屋敷では,門の端っこに人が寝泊まりできる生活スペースがあり(あるいは,長屋が併設された。),家臣,下男,門番などがそこに寝泊まりした。これは下男を雇っている様な豪農の家でも同じであったという。ただ,この門にはその様な生活スペースの痕跡は見られないので,単に物置として利用していた様だ。長屋門という名前だからと言って,必ず長屋として使われていたわけではない様である。市サイトによると,なんでも当地域の長屋門形式の特徴をすべて兼ね備えているそうであり,その代表例と評されているとか。内部から天明三年の護摩札が見つかったことから,その頃に作られたものと推定されている。外観に関して気になった点は,茅葺屋根の「煙出し」部分というのだろうか(瓦屋根ならば,鬼瓦がある部分。),西側に「壽」,東側に「水」という漢字が草書体で刻まれていたことである。多分,願掛け的な意味があったのだろう。市サイトによると,真ん中の門は,冠婚葬祭のある日にしか開閉はせず,通常時は通用門使用していたという。ぶっちゃけどれが通用門なのか分からなかった。表門に付いている小さい扉のことだろうか。
旧武笠家表門(きゅうむかさけおもてもん)。さいたま市緑区三室から移築された長屋門。北側の屋根には苔が一面に生え出ていました。どうなるのだろう?
昔の家と生活道具があります。
名前 |
旧武笠家表門 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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素朴な感じの門。