金剛坂で夏目漱石に触れる。
金剛寺坂の特徴
夏目漱石の小説に登場する歴史深い坂です。
永井荷風の生家の近くに位置しています。
橋から丸ノ内線のトンネル入口が見えます。
永井荷風が生まれ育った家の側にある坂。荷風は、この坂を年をとってから訪れ懐かしんだそうです。
橋の上から丸ノ内線のトンネルの入り口が見えますよ。
なかなかの急坂。254からだとこれでもかこれでもかというくらいの下り。ブラタモリストにはたまらない地形。
ここは "東京都、文京区、春日" に有る "金剛坂" という場所である。このすぐ近くには "永井荷風" の育成の地 等も有り、ちょっとした史跡が残るような所だ。普段は近隣住民の生活道路として活用されているが、人通りは比較的に少なく少々閑散としたような雰囲気もある。また、ここから少し歩いた所には著名な "伝通院" や "牛天神" "北野神社" 等も有り、特に見て廻るような物が有る訳でもないので、観光のついでと言っては申し訳ないが、寄り道しながら少しばかりの歴史に触れてみるのも風情があるのではなかろうか。
| 名前 |
金剛寺坂 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| 評価 |
3.2 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
夏目漱石の「それから」小説に出てくる坂である。主人公、長井代助の道ならぬ恋の相手、(今なら不倫相手)である、友人の妻、平岡三千代に会いに行く時通る坂。最初は安藤坂を使っていたが、三千代との仲が深まると、その脇の金剛寺坂かつては蝙蝠坂と言われた坂をお互い使うようになっていった。「金剛寺坂でも誰とも会わなかった。岩崎家の高い石垣が左右から細い坂道を塞いでいた。」と文章にもなっている。安藤坂だと知ってる人にみられちゃうから当然といえば当然。この小説は坂道がいくつか出て来るが、二人の想いや関係によって坂が変わったりする。地図でみてもお互いが住んでいる台地の間に神田川があり、降りて昇って行く。明治時代だから今よりスキャンダル。障害を抱えて会いに行く坂道を行く心臓の動悸とドキドキが恋の情熱を表している。新ためて漱石の描写が計算されてる。新宿区に生まれたからこの近辺はより詳しいのだろう。漱石のそれからの聖地巡礼の坂。ぜひ漱石好きな方行ってください。