空海の草庵、奈良の秘境。
空海寺の特徴
空海寺は東大寺第14代別当の草庵が起源となっている寺院です。
平城宮跡保存活動の先駆者、棚田嘉十郎のお墓があります。
奈良市内で弘法大師にご縁のある特別な場所です。
門前に、平城宮跡の保存に私財を投げうった棚田嘉十郎のお墓があります。ちょっとかわった配置だなぁと思いながら、門から本堂を伺うと、本堂に向かって参道脇にお墓が配置されていました。
東大寺第14代別当だった空海がここに営んだ草庵に始まる東大寺の末寺で、八宗兼学の伝統により、華厳宗と真言宗の二宗を受け継いでいる。空海自らが刻んだ「阿那地蔵尊」をご本尊とし、自ら堂内に刻んだ石窟内に安置したというが、1734年の本堂再建に際に石窟は壊され、いまは内陣に秘仏として安置されている。本堂の前には矢田寺から移されたという「矢田地蔵菩薩石像」が立っておられる。この石像の光背には左右五体ずつの十王が刻まれているのが特徴。山門脇に江戸末期から明治にかけて平城宮跡保存に先駆的な活動をし、非業の死を遂げた棚田嘉十郞翁の墓所があり、裏には天平墓苑と称する墓地が整備されている。また、2003年には庫裡付近で奈良期に東大寺七重塔の相輪を鋳造していた跡が、2014年には天平墓苑予定地から和同開珎5枚の入った奈良中期の須恵器が見つかり、正倉院に保管されている地図などから東大寺北辺に地鎮のため埋められてものと考えられている。正式名を五岳山空海寺と称する大和北部八十八ヶ所霊場第14番札所。21/08/03、大和北部八十八ヶ所霊場の57番目の参拝場所としてお詣りした。山門のインターホンで参拝の目的を伝えて、入山させていただいたが、もともと静かな奈良市にあって、とても静かなお寺で、矢田地蔵さんがそれを守っておられる感じだった。非公開になっているご本尊様にも一度お会いできればいいなあと思った。24/02/10、奈良市観光協会の路地ぶら企画で参拝した。
空海の草庵が始まりとされるようです。ホームページでも御朱印を頂く場合は連絡をした方がいいようで、私は前日までに御朱印をいただきに伺う時間をお知らせしてご都合を確認してから伺いました。門は閉じてありますが、押すと開きます。門の前の呼び鈴で訪問を伝えてから中に入った方がいいかと。なお、五劫院から行く場合少し離れた五劫院の駐車場の隣に空海寺の駐車場があり、そのすぐ近くに「空海寺」があるので、一緒に参拝するのがよろしいかと。
我が家の菩提寺。大和北部八十八ヶ所の札所です。
東大寺の坊さん達の墓を護る寺です。
正倉院の北で見つけた穴場のような場所。平常宮跡で有名な棚田嘉十郎のお墓がありました。弘法大師めぐりをしてる人なら、足を運んでおくべきです。
寺は最高 中身が?
観光客で、空海寺の辺りまで来られる方は数少ないのではないだろうか。司馬遼太郎の記述の中にも空海寺の文字が見える。しかし自分にとってこのお寺は平城宮阯の保存に命を賭けた人、棚田嘉十郎のお墓があることである。今でも平城宮のみならず奈良の町を棚田が守っているように思える。
空海寺は平城宮跡保存活動の先駆者、棚田嘉十郎翁の墓地があります。私財を投げ打って活動を行なっていましたが、大変な苦労をよそに彼を利用した新興宗教に騙され 責任をとり自らの命を絶ちました。彼の功績なしに平城宮跡は語れません。静かに手を合わせて彼の遺徳を偲んで来ました。
名前 |
空海寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
0742-22-2096 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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ある新聞社の小雑誌でこのお寺を知り、国立博物館の空海展に行ったところだった事もありこれも何かのご縁と思い訪問しました。東大寺第14代別当に就任した空海が建立した地蔵堂にあたるとされています、又空海お手掘りと伝わる井戸が境内にあります。 門前には、大正時代に私財を投じて平城宮跡の保存に尽力した棚田嘉十郎のお墓がありました。ご住職の奥様だと思いますがとても優しく温かく応対して頂きました。