地蔵会の日、静寂の知足院。
知足院の特徴
毎年7月24日の地蔵会に限り公開される特別な寺院です。
奈良のヤエザクラ発見の地として多くの人に親しまれています。
東大寺の塔頭寺院であり、静かな参道が印象的な場所です。
ナラノヤエザクラが見つかったお寺として有名です。この原木はすでに枯れていますが、その子孫が奈良公園にたくさん植樹されています。若草山下中央出口のあたりにも何本かあります。淡墨桜のように儚い感じの花が咲きます。あまり目立ちませんが奈良の誇りだと思っています。
東大寺塔頭知足院。苔むした長い階段を上り山門前まで行くが、門は固く閉じられ入れない。やむなく迂回して境内に入った。観光客や寺院ファンでもここまではこない。これこそ古寺巡礼だろう。しかしその雰囲気に比べて本堂はそんなに古さを感じない。開創は890年。南都焼討で知足院焼失、1181年。再興は1250年。本堂の再建が1863年というから、日本は幕末の慌ただしいころ。本尊の地蔵菩薩は見たかったがまた別の機会に行こう。
シカさんが休んでいました。
東大寺の塔頭寺院です。手入れがあまりされてない感じです。
奈良の観光向けのお寺とは全く縁の無い土塀がむき出し、通常人に出会うこともなく、古い石段の参道を入っていきます。隣にある巨大な寺の一子院のようですが観光客で賑やうこともない、こんなお寺を大和の古寺と言うんだろうかと思わせる所です。正倉院の裏手、若草山ドライブウェイの側です。この静かなお寺ですが春のある時期、カメラを持った集団が押し寄せます。ここに奈良の八重桜として国の天然記念物に指定されている原木があります。この八重桜の開花は三日間位ですのでそれを目指して…あの静かな寺に。原木も添え木などされかなり弱っているみたいですが。県庁の駐車場横にもありましたが今はどうなったか?この八重桜奈良から京都の宮廷に献上され、その一枝を中宮に渡すとき同時に歌を詠む慣習があり、先輩格の紫式部が新参の、歌人の家系である藤原大輔にこの役をやらせ(まあ、一種の嫌がらせですね)た所詠んだ歌が「いにしえの 奈良の都の八重桜 けふ~」です。百人一首にもあるし、他の歌集にも結構取り上げられています。一千年以上の時を経てこの歌は今でも殆どの日本人は知っているでしょう。
知足院(ちそくいん)、「足るを知る」院です。普段は誰も来ないひっそりとした場所にひっそりと佇んでいます。歴史やいわれはわかりませんが、人里離れた寂しいお寺が好きな方には、たまらない穴場です。
静かな場所です。鹿が本堂前で草を食んでいました。この辺りの鹿は人馴れしていないのか気配を感じてすぐ逃げてしまいました。
奈良公園(原文)나라공원
とても、静かな場所です。
名前 |
知足院 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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基本的に非公開ですが、毎年7月24日「地蔵会」の日に限り朝8時から2時間程度公開されます。