豪華な襖絵と鹿像、歴史の邸宅。
三井八郎右衛門邸の特徴
三井八郎右衛門邸は、歴史的価値の高い東京都指定有形文化財です。
玄関前の雌雄シカ像が印象的で、訪れる人を魅了します。
襖には可愛らしい雀や文鳥の図柄が描かれており、目を引く美しさです。
三井財閥の三井同族十一家の総領家、三井八郎右衛門高公の邸宅です。建設にあたっては、京都油小路、神奈川大磯、などの三井家に関連する施設から建築部材、石材、植物などが集められましたそうです。驚くほどの大邸宅ではないですが内装や調度品などから当時の三井財閥が繁栄していた頃の三井男爵家の凄まじい富豪ぶりを見せつけてくれます。
三井の惣領家の邸宅で戦災で焼失した邸宅を京都の油小路邸や大磯の城山荘等の別邸の部材を使い西麻布に再建したのがこの建物。1階南側に客間、食堂などの居住空間、北側に事務室・厨房・配膳室などがあり、2階は南側に夫婦の寝室、北側に浴室・仏間などが配されている。1階の客間と食堂には京都の油小路邸の奥書院の部材を使用。油小路邸には先代高棟自らも設計に関わっており、当代高公は油小路邸の一部を西麻布邸に移築するに当たっては桂離宮の意匠を取り入れた窓や欄間、櫛型窓や四季を題材とした襖等はそのまま移築することにこだわり、それを実現させている。1・2階の襖・障子・戸に描かれた絵画の大半は、明治期の四条円山派の画家による作品。また、邸の南東には和室「望海床」は先代高棟が隠居後を過ごした神奈川県大磯の城山荘から移築されている。
入り口の雌雄シカ像が出迎えてくれる、小さな庭園つきの家屋。
江戸東京たてもの園の西ゾーンにある邸宅。日本庭園もあり、庭からの邸宅の眺め、2階からの眺めは抜群で併設された蔵の中を見ることも出来る。階段は割と急です。
三井八郎右衛門邸。都立小金井公園内。東京都江戸東京博物館分館 江戸東京たてもの園、西ゾーンにある建造物の一つ。
三井八郎右衛門邸は東京都の指定有形文化財に指定されたとても歴史的価値の高い建物です。建物内は入ることができ、当時の贅沢な内装を随所に見ることができます。日本の近代史に三井財閥として名を残した三井同族十一家の総領家で、三井八郎右衛門高松氏の第二次世界大戦後の住宅です。元の住宅は戦災で焼失してしまったため、GHQによる財閥解体後の1952年に現在の西麻布に本邸を建築して移り住みました。この本邸は日本各地にあった三井家に関連する施設より部材などを集めて建てられた、生粋の三井家住宅にこだわった建築物で、1階の書院の二間は明治30年ごろに完成した京都油小路三井邸の奥書院の一部であり、風光明媚な襖絵が各所にはめ込まれていて、細部の意匠にこだわりが感じられます。蔵では葵の御紋、五三の桐紋が刻印した櫃が置いてあるところから、その格式の高さが十分に伺い知れます。
玄関前の鹿の像がインパクトがあります。三階建ての建物は東エリアには結構ありましたが、階段に登れなかったものの、ここは三階まで見て回ることができます。バリアフリー対応でエレベーターまでついているところが素晴らしい。撮影禁止のエリアはわりと少ないので忘れそうになりますが、ここの仏壇は著作権の関係で撮影禁止だそうです。
ここの庭の枝垂れ桜の散るときが美しい。たてもの園の外を歩いているときに見かけて、フラフラっと思わず中に引き寄せられた。程よい風に吹かれて宙を舞う花びらに埋もれたようだった。
日本最大財閥の当主の館も相続税には勝てなかった。西麻布にあった。今は、三菱地所のマンション。
| 名前 |
三井八郎右衛門邸 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[月火水木金土日] 9:30~16:30 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
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2024.4.16襖などに雀や文鳥などの可愛らしい図柄があります。撮影禁止の部屋があるので注意。