水で輝く鶴亀の名石、神社で発見!
鶴亀石の特徴
鎌倉鶴岡八幡宮内に位置する名石、鶴亀石です。
水をかけることで鶴と亀の模様が浮かび上がります。
由比若宮遥拝所近くにある二つの石、自然に囲まれています。
鶴亀石に関する記述は、万里集九『梅花無尽蔵』(永正3年(1506))が初見ではないだろうか:謁鶴岡之八幡宮高門飛橋 回廊曲檻 雕玉縷金 魏然不减其昔階除有不踏之石 石紋之亀鶴 凡眼不得視之(鶴岡の八幡宮に謁す。高門飛橋、回廊曲檻、玉を彫り金を褒め、魏然として其昔に減ぜず。階際に不踏の石あり、石紋の亀鶴は凡眼これを視るを得ず。)つまり、鶴亀の文様は、凡人では見えないのだ。また、石の位置は、当時から明治の廃仏毀釈の頃までは、大石段を上がった右のほうにあったと思われる『梅花無尽蔵』の上記の文は、石の前の説明板に書かれている『新編相模国風土記寄稿』(天保12年(1841年)に註記で引用されている。絵図としては、『新編鎌倉志』(貞享2年(1685))に描かれているのが最古か?また、石の数は、(現在行方不明の)二個の影向石と併せて三個の石が並んでいたとのことなので、鶴亀石自体は一個であったと思われる。 つまり、一個の石で「鶴亀」の文様があったのだ。(参考)「新編鎌倉志」では、影向石は「古は一個で、今は二個」と書かれており、かつ、李院妻女「江の島紀行」 (安政2年(1855))には「石段をあがれば、右に鶴龜石・影向石とて三つあり」と書かれている。従って、鶴亀石自体は、差し引き一個、という結論になる。ちなみに、廃仏毀釈以降行方知らずの影向石は、一個は、現在の政子石の左側、もう一個は、現在の鶴亀石の右側の石ではないか、と推測している。
説明板によれば、「相模國風土記稿に水をもって石面を洗う時は鶴亀の紋様が輝きあらわれると記され大変めでたい石である」と記されています。今日は、どんより曇っていますが、雨は降りそうで降りません。白旗神社参道脇に置かれていて、いつも気になってはいますが、雨の日には、なかなかお出かけしようとは思わないですね。本当に紋様が表れるのかな(そういえば、コレが鶴と亀ですという投稿をみたことないような。)。ロールシャッハ・テストのように見える人には、そう見えるのでしょうか。コケの形が、そう見えなくもないのですが、まあ、雨の日に来てみましょうか!
相模園風土記に記載が有る、大変おめでたい石だそうです。
2022.11.20水で洗うと鶴亀の模様が浮き出てくるそうだ。鶴は千年、亀は万年。御めでたい石だ。
今日は雨でしたので、チャンスかと思いましたが、鶴も亀も出てませんでした。お湯じゃないとダメなのでしょうか?!
水で洗えば鶴亀のような輝きを出すと伝えられる名石です。水が用意できる環境ではなかったので眺めるだけになりました。
本殿から白旗神社に向かう途中、由比若宮遥拝所の横に石が二つありました。案内板によると「相模国風土寄稿に水をもって石面を洗う時は鶴亀の紋様がかがやきあらわれると記され、大変めでたい石である。」相模国風土寄稿は江戸時代、天保12年(1841年)には編集されているのでこの石はその頃には既にここに鎮座していたんですね。どのくらい昔からあったのかもっと詳しい解説が欲しかったです。勝手に水をかけられず、鶴亀の模様が出るかわかりませんでしたが、パワーがありそうなのでそっと手で触れました。
たった2石(原文)就兩顆石頭。
水をかけると鶴と亀の模様が浮かび出るそうです。
名前 |
鶴亀石 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0467-22-0315 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.7 |
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鶴亀石〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1-1 鶴岡八幡宮内これが鶴亀石。まことに縁起がいい、まさにパワーストーンって感じがします。ありがたい石です。●鶴亀石記相模国風土記稿に水をもって石面を洗う時は鶴亀の紋様が輝きあらわれると記され大変めでたい石である。