スポンサードリンク
画像は著作権で保護されている場合があります。
| 名前 |
浄願寺 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
0192-26-3340 |
| 評価 |
3.2 |
| 住所 |
|
盛駅から三陸鉄道への乗換の際、一時間ほど余裕があったので立ち寄りました。浄願時は江戸時代末期の火災で全山焼失の憂き目にあい、建物のみならず寺伝・寺宝の類はことごとく失われたものの、現在の本堂は気仙大工のうちでも腕利きの棟梁として知られる古沢幸作によって明治のはじめに再建されたものです。定義如来の貞能堂、横山不動尊本堂などに比べると大人しめの造りではあるものの、唐破風を飾る精緻な彫刻は見事の一言に尽きます。日中、本堂の扉は鍵がかけられていないので、自由に参拝できます。内陣欄間の彫刻もなかなかに立派です。精緻な宮彫りが大好物な私にとっては十分な見ごたえでしたが、普通の方々にとってはそうではないでしょう。ただ、大船渡には領主の伊達政宗から「その山門でかすぎない?何調子こいてんの?(意訳)」と因縁を付けられた、気仙地方随一の大寺である長安寺もあって、そちらと合わせてであれば十分に楽しめるかと存じます。