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石川県立能楽堂の前庭にあります。杜若はカキツバタと読み、この像は謡曲 ”杜若” の杜若の精です。現在の愛知県知立市にある無量寿寺はカキツバタで有名です。謡曲では、無量寿寺近くに来た旅の僧に、一人の女が、ここはカキツバタの名所で八橋というところだと教えます。女は、昔この地を訪れた在原業平が ”かきつばた” の五文字を句の頭に置いて「からころも きつつ馴れにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」という古歌を詠んだという故事を教えます。その女は実は杜若の精で、業平が歌舞の菩薩の化身として現れ、その和歌の言葉は非情の草木をも救いに導く力を持つと語ります。そして、伊勢物語に記された業平の歌について語り、幻想的に舞います。やがて杜若の精は、草木を含めてすべてを仏に導く法を授かり、悟りの境地を得たとして、夜明けと共に姿を消します。というのが粗々の内容です。因みに愛知県の県花はカキツバタです。