万葉集ゆかりのあゆちの水。
あゆちの水の特徴
あゆちの水は万葉集にも登場する歴史的なポイントです。
ひっそりとしたやぶの中に石碑看板と古井戸があります。
パロマ瑞穂スタジアムから徒歩圏内で訪れやすい場所です。
道が狭いのでわかりにくいかもしれません。その場所だけは林が残っています。石碑と説明板、井戸の後があります。万葉集にも詩が載っていて、愛知県の名前の起源です。
万葉集にも出たあゆち水の跡です,県名の由来でもありますがやぶの中に石碑看板古井戸があるだけですパロマ瑞穂スタジアムから近いのでついでによってみると良いでしょう。
万葉集にもでてくるあゆちの水です。
あえて訪れるほどのものではありません。
あゆちの水 伝承地パロマ球場裏の公園を横切り少し行った所にあります。住宅街の中の道路の交差点の角に位置していて周りは木で覆われているので見過ごされています。愛知の語源は「あゆち潟」と言われていますが平安時代以前はこの辺りまであゆち潟が広がっていて、山崎川の河口も瑞穂運動場辺りだったそうです。熱田神宮から野並まで古代には街道がありこの辺りを通ったと言われています。愛知県の語源のあゆちが具体的に残っている場所です。
名前 |
あゆちの水 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.1 |
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住宅の周りにひっそりあります。2023年4月上旬に初めて行きました。きっかけは山崎川の桜を見るついでに何か史跡無いかなとGoogle Mapsで検索し発見したのでネットで調べると奈良時代より「あゆちの水」という泉があり今は小さな石碑と古井戸が残っています。→年魚市潟(あゆちがた)とともに、「あゆち」はこのあたりの地名からそう呼ばれたと思われます。万葉集の中で以下のように詠まれています。巻13-3260小治田の 年魚道の水を 間なくぞ 人は汲むといふ 時じくぞ 人は飲むといふ 汲む人の 間なきがごと 飲む人の 時じきがごと 我妹子に 我が恋ふらくは やむ時もなし(大意)小治田(おわりだ)の年魚道(あゆち)の水を、人は絶え間なく汲み、人はいつもそれを飲むという。汲む人が絶えないように、また、呑む人が常にあるように、私の妻(恋人)を恋することも止むことがない。→かつては海が近く、旅人の往来が多いところなので、泉のわきで多くの人々が休憩していたと思われ、この万葉集の句のように、大昔、この泉の傍らで休憩して水を飲んだ旅人が、妻のことを思い出していたと思うと今も変わらない感情があるんだと感慨深いものがあります。