黄台山長楽寺で静かな紅葉散策。
長楽寺の特徴
准胝観音を本尊とする時宗の寺院で、歴史を感じられます。
建礼門院にゆかりの品々を公開している春の特別展が魅力です。
円山公園から徒歩3分、静かな紅葉散策が楽しめる穴場です。
御本尊:准胝観音宗派:時宗創建は延暦24年(805)と伝わります。第50代・桓武天皇に勅命により、最澄が延暦寺の別院として創建したのが起源と言われています。平家物語の灌頂巻によると、文治元年(1185)には第81代・安徳天皇の生母である建礼門院(平徳子)が壇ノ浦の戦い後の5月1日に当寺に到来し、当寺の僧で法然の弟子である阿証房印西(印誓)について出家したとされ、建礼門院は10月には大原の寂光院に入寺していると伝えられています。創建当初は天台宗でしたが、至徳2年(1385)に時宗の僧国阿が入寺して中興し、時宗の寺に改められました。この日は春の特別拝観の時期で、安徳天皇が今わのきわまで召されていたという形見の御衣幡などが展示されていました。拝:2024/05/05
円山公園南に位置する仏教寺院です。建礼門院ゆかりのお寺なのですが、管理状況はいかがなものか、定期的に秘宝展を開催しますが、足利義政ゆかりの庭は工事中、全般にやや物足らなく感じました。大手のガイドブックに掲載されていないのも頷けます。
八坂神社から円山公園を抜けた最奥にあるのが時宗の「黄台山長楽寺」になります。805年(延暦24年)に最澄(伝教大師)が創建し、天台宗に属していたが室町初期に国阿上人(こくあ)が時宗に改宗した。かつての広大な境内地がありましたが江戸幕府第8代将軍徳川吉宗により1万坪もの境内地を没収された。没収された土地は長楽寺に隣接する真宗大谷派の大谷祖廟(東大谷)に寄進されている。また、明治時代に上知令によって境内地を政府に没収された。没収された土地は円山公園の一部とされて現在に至っている。境内は、山門から入った最奥に本堂があります。本堂は、安土桃山時代に建てられた伏見城の御殿の1つで正伝寺に移築されて法堂となっていたものを、1890年(明治23年)に長楽寺に移築したお堂になります。ご本尊は准胝観音になる。本堂の横にある鐘楼 は、1956年(昭和31年)に造られたものになります。鐘楼の向かい側には、十三重石塔「建礼門院御塔」があります。建礼門院が平家滅亡後、この寺で落飾しました。この石塔に建礼門院の毛髪を埋めているとされています。ここから少し下った所に相阿弥の築という平安の滝があります。その先に収蔵庫があり重要文化財の木造智真(一遍)立像などが展示されていました。書院からは、相阿弥の作庭による池泉観賞式庭園を、座敷に座り鑑賞することが出来た。この作庭は、足利義政が東山山荘(後の慈照寺)の庭園の試作として相阿弥に造らせたとされる。過去数回程、書院から鑑賞する庭の感じが良かったので2023年11月に再訪したら書院建て替えで建物がなくなっており、そのまま池泉観賞式庭園はあったが立ったままみても違和感しかなかった。建て替えが終わったらまた、見に行きたい。境内をさらに登って行くと 墓所となっている。この墓所には市内一望絶景地のポイントもある。墓所には、頼山陽の墓 ・頼三樹三郎の墓・藤井竹外の墓 ・松平昭訓の墓 ・鵜飼吉左衛門の墓 ・鵜飼幸吉の墓・大場一真斎の墓 ・原市之進の墓 ・鈴木松年の墓 がある。札所として洛陽三十三所観音霊場の第7番札所京都時宗道場御朱印巡り。
京都市東山区円山町にある時宗のお寺。八坂神社の南楼門前の坂道を上がった先にあります。平清盛の娘で安徳天皇の母である建礼門院徳子が壇ノ浦の戦いで平家が滅亡した後にこのお寺で出家したと言われています。八坂神社の賑わいから一転して森の中にある静かなお寺は実に風情があります。建物から参道や庭まで歴史を感じます。本堂横には徳子の墓である建礼門院御塔があります。徳子の降ろした髪が埋葬されているそうです。私も御賽銭を御供えして手を合わせてきました。御朱印は数種類あり私は建礼門院の物と書き置きのアニメ「平家物語」のコラボ御朱印を頂きました。作中で長楽寺は登場していませんが徳子ゆかりのお寺ということで期間限定で配布されていたものなのですが、まだ1枚残っていて大変ラッキーでした。びわ、重盛、徳子の印が押されていて最終話でびわと重盛が読んだ「祇園精舎の鐘の声…」で始まる平家物語の書き出しが書かれています。大変良いお寺でしたので八坂神社の参拝が終わった後や「平家物語」の聖地巡礼などで参拝してはいかがでしょうか。
紅葉のごしの陽の光と木漏れ日。鳥の鳴き声も響き渡って感覚が開いていくのを感じます。その昔、ここで和歌がよく詠まれたというのも納得がいきます。祇園から少し登りますが、街中から徒歩10分でこの山寺感は特別感を感じることができます。山の中に佇む本堂は身も心も包み込んでくれるような空間です。八坂神社や知恩院と来られたならぜひこちらにも足を運んでいただきたいです。
平清盛の娘で、安徳天皇の母である建礼門院のゆかりの品々や遺宝が公開される春の建礼門院寺宝展に来ました。
建礼門院ゆかりの寺院です。春の特別公開の時期に参詣しました。安徳天皇の御衣も拝見しました。境内には小高い山があるので、ちょっとしたハイキングですね笑お抹茶付きの拝観券です。美味しかったです。ありがとうございました。
丸山公園の奥、ゆるやかな坂を登った先にあるお寺。もともと大きなお寺だったのが、大部分が大谷祖廟や丸山公園に敷地が分割されてしまったそうで現在は訪れる人も少ない静かなお寺です。小さいですが相阿弥が作庭したものもあります。個人的には、受付でお出迎えしてくれたわんこと、本堂の仏様を見るのに設置されていたオペラグラスがツボ。奥には幕末の尊攘派に影響を与えた頼山陽のお墓もあります。
観光客が少なく 静かな京都の奥のお寺です。歴史に興味ある方なら魅力的なところてです。平安時代も幕末から明治時代にかけても!
名前 |
長楽寺 |
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ジャンル |
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電話番号 |
075-561-0589 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.1 |
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仏像を拝観できることを考えても800円の入山料は正直高いと思う。庭園が名所のようだが工事中で見れない。本堂より奥は枯れ葉や落ちた枝も多く、あまり手入れされていないような印象だった。