雲雀毛の名馬、春の物語。
クスの森若宮神社の特徴
クスの森若宮神社は、歴史的な背景を持つ神社です。
天文年間に生まれた雲雀毛の名馬に由来しています。
川棚の自然豊かな環境に佇む、静かな小さなお宮です。
まだ養生中です。
川棚クスの森のわきに建てられた小さなお宮です。かなり古い小さな鳥居と拝殿と本殿が一体となった赤瓦葺きの社屋、その後ろにもう一つ木造の小さな社屋があります。説明版によると、これら社屋は2010年に新しく建て替えられたものですが、クスの森の若宮大明神の名は1550年ごろの文書に出てくるので、古くからあったお宮のようです。
名前 |
クスの森若宮神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.4 |
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クスの森若宮神社天文年間 (1532-1554) のある年の春、室津近くの岬山の牧に、一頭の雲雀毛の名馬が生まれた。血統は寿永3年 (1184) 正月源頼朝、宇治川合戦の際の名馬、麿墨と生唼の子孫 ”駿馬出ず” との里人の驚喚の声は、そのまま噂となり時の領主大内義隆公の上聞きまで達し駿馬を献上するよう近郷の諸豪に命じた。しかし、そのころ雲雀毛は野生馬に近く人影が近づけば砂煙りをあげ逃げ去る。「ついに駿馬も芦山城主・金田三郎乗貞の手でひっ捕えられた次第です。これとて、日頃から念じたる樟の森若宮明神のご加護と心得ます。」金田の三郎は、自分の手柄ではなく神のお蔭と強調、「義隆公は功に黄金十枚のほか、以後三百石の加奉を申し付ける。」雲雀毛は噂にたがわず、義隆自慢の乗馬となる。没後は樟の木の根に葬り埋めた。その後は神として祀られ、「樟の森霊馬神」と号し、毎年三月二十八日に慰霊祭を行う。樟の森は、樹齢千百年有余年の樟の大樹この森の護持と礼拝者・里人の健康と幸せを念じクスの森若宮神社の社殿を平成二十二年三月二十四日に新装改築。