洗足池で西郷どんを想う。
南洲西郷先生留魂祠の特徴
洗足池の東側に位置する、歴史ある留魂祠です。
勝海舟が建立した、感慨深い西郷隆盛の碑があります。
新しく開館した勝海舟記念館と一緒に訪れるのに最適な場所です。
洗足池の東側の畔にある留魂祠は、明治10年に戦死した西郷隆盛を惜しんで、勝海舟が明治16年に造立した祠です。留魂祠に先立ち、西郷隆盛の漢詩碑を建碑、双方ともに葛飾に造立したものの、勝海舟没後、勝海舟の遺言により、勝海舟夫妻の墓の隣地にあたる洗足池に大正時代に移転されました。
洗足池のほとりに建つ南洲(西郷隆盛)の留魂祠。西南戦争の後に西郷を惜しんだ勝海舟が設立し、のちに勝夫妻の墓の隣にあたる現在の場所に移設されたとのことです。江戸城無血開城にあたって、勝と西郷の果たした役割は誰もが知るところ。しかしその後の二人は全く異なる道を進むことになります。運命に翻弄されて命を絶った西郷と、その死を悼みつつ長寿を全うした勝。この場所に立つと、なにか歴史の無常といったものを感じずにはいられません。
洗足池の畔に建立された小さな祠ですが、綺麗に整備されています。説明板によると、明治維新の英傑、西郷隆盛と勝海舟が、大政奉還後の戊辰戦争時に江戸城の明け渡し交渉により、江戸の町を戦火より救い、首都東京の基を築いた偉業で知られていますが、勝海舟は、晩年、この洗足池畔に洗足軒と呼ぶ別邸を設け、西郷隆盛と日本の将来について歓談されたと伝えられているそうです。西郷隆盛はその後、明治10(1877)年の西南の役により、故郷の鹿児島において子弟三千人余と共に逝去。これを惜しまれた勝海舟が、追慕のため西郷隆盛の漢詩を建碑し、さらに明治16(1883)年、その魂魄を招祠して留魂祠を建立したとの由来が記されていました。留魂祠の名は、漢詩「獄中有感」の「願留魂魄護皇城」に由来するものだそうです。 この留魂祠は、もともとは葛飾区東四ツ木の薬妙寺境内にありましたが、勝海舟の遺志により、大正2(1913)年に石碑とともに現在の地へ移されたとのことです。
勝海舟夫婦のお墓を見た後左隣にある鳥居をくぐると海舟が西南の役で戦死した西郷を悼み私費で建立した留魂詩碑が有ります。その碑には七言律詩が書かれてました。レ点や返点がないので読めなかったです。説明文には次のように書いてました。朝に恩遇を蒙り 夕に焚カウせらる、人世の浮沈は晦明に似たり。縦ひ光を回らさざるも葵は日に向ふ、若し運を開く無きも意は誠を推さむ。洛陽の知已皆鬼と為り、南嶼の俘囚独生を竊む。生死何ぞ疑はむ店の附与なるを願はくは魂魄を留めて皇城を護らむ。あくまでも自己解釈ですが、朝褒められたけど夕方には叱られた。人生の浮き沈みは毎日巡る朝夕のようだ。太陽が動かないとしてもひまわりはお日様の方向に向かう。もし運が良くなくても決意は誠を貫くだろう。都(洛中)の友達はみんな鬼になってしまったが、南に流された私は一人孤独に過ごしている。生死は天から与えられたものであり願わくば魂ある限り帝のいらっしゃる皇居をお護りしたい。読み方の下に獄中感有り 南州と記載してあったので西郷が沖永良部に流罪となった時の事だと思います。
元は葛飾にあった詩碑がこの碑を建てた海舟の死後、遺言でこの地に落ち着くことになった。西郷が沖永良部に流刑になった際に、天皇への忠誠の気持ちを詠ったもの。詩碑の建立は西南戦役の後賊軍の汚名を着せられた西郷の、皇室への赤心を示したいがための行為だと思われるが、大赦で許されるのは死後22年を待たなければならなかった。「願留魂魄護皇城」というのは天皇制と言うよりは、明治帝その人、個人的な人格に向けられたものではないのか。「敬天」とはそもそも個別に眼前にある、感じるところのある人を大切にしどこまでも誠を尽くすところから始まると私は思う。安易に皇室護持論へ転用されたくないものだと思う。いずれにしろ遠流の地で南洲翁が感じたことと、千束の閑居で海舟が怒涛に飲まれてゆく明治の世を眺めながら感じていたことが重なる場所ではある。それと、そばにある蘇峰の詩は、いかがなものかと思うが、、、。
洗足池公園にある留魂祠(西郷隆盛碑)です。明治10年に西南戦争で戦死した西郷隆盛を惜しんで勝海舟が明治16年に建立しました。留魂祠により先に西郷隆盛の漢詩碑を建立、両方ともに四ツ木薬妙寺に造立しましたが勝海舟没後に遺言にて勝海舟夫妻の墓の隣に大正2年に移転しました。
江戸無血開城の立役者二人に想いを馳せることができました。
洗足池内に在り、勝海舟の墓所と並んでいる。西郷隆盛は西南戦争で逆徒となっていたが、海舟は西郷との「江戸城の無血開城」を実現し、二人の絆を感じていたのでは。ここに留魂祠と詩碑を設置した。
新しく開館した勝海舟記念館と共に訪れたい場所です。
| 名前 |
南洲西郷先生留魂祠 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3726-4320 |
| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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勝海舟先生の西郷どんを想う気持ちってほんまにすごいな!やっぱり西郷どんには人を魅了する何かがあったんやろなこの西郷どんの留魂詞碑も元は葛飾区のお寺にあったのを勝先生のご意志によって大正時代に勝先生の眠るこの地に移したもんなんやと!西郷どんー熱い漢やったんやろな👍️