圧巻の書庫で歴史に触れる。
東洋文庫ミュージアムの特徴
東洋の歴史や文化を学べる書物が豊富に揃ったミュージアムです。
階段を登ると広がる圧巻の書庫が訪れる人を魅了します。
六義園の入場チケットで割引利用可能なお得なスポットです。
書物を通じて東洋の歴史や文化を学ぶことができる博物館。東洋学の代表的なコレクション「モリソン・コレクション」を見ることができます。1917年、三菱財閥の岩崎久彌が、中華民国の顧問を務めていたジョージ・アーネスト・モリソンの所蔵する文献コレクションを購入し、それに新たな東洋関連の文献も加えて東洋文庫を設立しました。95万点の資料の中には5件の国宝と7件の重要文化財があります。館内に入るとまず目に入るのがモリソン書庫と呼ばれている巨大な本棚。とてもアカデミックな風景です。展示物には東洋の歴史を彩ってきた書物がたくさん展示されています。漢字の祖先である甲骨文字が書かれた『甲骨卜辞片』や後漢の時代に成立した『説文解字』(書物は清代に刊行されたもの)、14世紀に書かれたイスラム教のコーラン、16世紀の朝鮮の『訓民正音』...どれも本物で見応えのある展示物です。それ以外にも、司馬遷の『史記』(書物は明代に刊行されたもの)、王羲之の『蘭亭序』、鄭和の航海図など、教科書で学んだ中国史を思い出させてくれるものがたくさんありました。国宝の『毛詩』は、平安時代の日本人が中国の「詩経」を読むために乎古止点(ヲコト点)を加えているのが確認でき、日本人が中国の文献を読むために様々な工夫をした様子が伺い知れます。「黄金の国・ジパング」が登場するマルコポーロの『東方見聞録』のように西洋人がまとめた東洋に関する文献も多く展示されており、ナポレオンの命でまとめたという漢字辞典もあります。今までずっと行ってみたかったのですが、もっと早く行くべきだったと後悔するぐらい、素晴らしい展示物を見ることができました。ここを訪れた人は、貴重な文献とともに、アジアの長い歴史に思いを馳せることができるのではないでしょうか。
入口入って階段を登ると一番最初に圧巻の書庫が現れます!!!売店はあまり種類がないかなと思います。館内のボリュームもコンパクトなのでちょうど良いボリュームです。車で来館する場合、周りの駐車場がほとんど満車だったので注意が必要です。結局自分は文京グリーンコートの地下駐車場に停めました。
都営地下鉄の千谷駅から徒歩数分、六義園向かい側にある東洋文庫ミュージアム。中国に関する文献四万五千冊を集めた「モリソン文庫」に、三菱三代目社長であった岩崎久弥が収集した漢籍や欧文書を加えて「東洋文庫」を大正6年に設立し一般公開しました。東洋文庫ミュージアムは、東洋文庫が所有していた70万冊に及ぶ蔵書の一部を展示しています。1月上旬の土曜日昼過ぎに訪問しました。雨模様の天候でしたが、来館者数が結構多く、展示品によっては並ぶ必要がありました。圧巻はモリソン文庫を展示した書庫、三面の壁全面に古書が整然と収められています。書庫では、清朝の第6代皇帝であった乾隆帝が学者4000名に命じて編纂させた「四庫全書」の展示説明などがされていました。展示室では、条約の締結、船、鉄道、馬などのテーマごとに書籍や写真などの現物を示して、分かり易い説明がされていました。教科書に写真で紹介されている古書の現物を見れること、素晴らしいと思いました。
一風変わったミュージアムでした。じっくり見てると、本に記録された事柄から、物事の繋がりや歴史を紐解いてく気分です。誰もが言うように、モリソン書庫は見ごたえがあり、本の圧力に圧倒されます!
歴史的に貴重な本が沢山あります。声が入り口で大きいと怒られてしまいました。ごめんなさい。真ん中のライトアップの所で素敵な写真が撮れます。CAFEの雰囲気も良く癒やされます。
建物裏に8台分駐車場あり。日曜昼時に訪れたがカフェ目当ての客が多かった。入ってすぐの所にミュージアムショップあり。オリジナルグッズが充実していた。1階の正面と2階の書庫裏に企画展示があるがメインの展示はモリソン書庫。本棚を一番の見所としている珍しいミュージアムだ。知的な雰囲気溢れる良い空間だった。
2021年12月下旬訪問。年末平日の午前中の訪問でしたが意外と来客があり、混雑はしていませんが、人が途切れなく訪れている感じでした。モリソン書庫は貴重な本で構成されるインスタレーションって感じで視覚的に楽しめます。他にも興味深い本がたくさん紹介されていて面白かった。写真撮影OKですがフラッシュは禁止です。
ミュージアムというより資料館という感じの場所です。作品数は多くありません。モリソンさんの蔵書を岩崎さんが一括で購入し保存してある場所は圧巻です。
興味のなさそうな名前だけど、建物をみるだけでも行く価値あり。六義園の半券で入場料200円割引。
名前 |
東洋文庫ミュージアム |
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ジャンル |
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電話番号 |
03-3942-0280 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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過去の様々な知識が文字として残された事に驚きとある種の感動を感じる。教科書等でみたことがあるような名前の文書を見る事ができ非常に面白い。入り口が若干分かりにくいが中庭に行く事もでき、奥には小岩井農場のレストランもあり、食事等もできます。