心を試す仁王門の威厳。
宝城坊山門(仁王門)の特徴
苔むした石段の参道が続く、静寂を感じる場所です。
威風堂々とした仁王像が目を引く、迫力ある山門があります。
江戸期に再建された立派な門を通り、本堂に進むことができます。
衣裳場の階段を上り、苔蒸した参道を抜けるとまた階段。これを上ると立派な金剛力士像が安置された仁王門に出ます。天保4年(1833年)の霊山寺の火災により仁王門も焼失しましたが、同年早々に再興したと云われています。流石です。焼失前は今より規模が大きく楼門風であったそうです。
威厳ある御姿に心構えを試されているようです。バス停からの階段を上ってくるのが正しき参拝かな。
2023.10山門までは急な階段を登りますが、この先は比較的緩やかな登りとなります。またお寺に入る直前に階段があります。
急階段を上ると、この門があります。立派な仁王さんが出迎えてくれます。
参道は階段や山道ですが、自然石を削った石段は苔むしていて、山門には巨大な仁王像、静かで自分の呼吸しか聞こえない、まさに別世界です。神奈川50景勝納得です。本堂は平成の大改修が終わり荘厳な佇まい。宝物殿には巨大な薬師如来像と阿弥陀如来像、他にもたくさんの像がすぐ間近に展示されている。本堂裏には休憩スペースやトイレ、小さいけどお店もあり、お土産買いました。
住宅をかき分けるかのように、ひっそり入口があります。急な階段を登ると、この門があります。仁王さんがいます。ここから宝戒坊にいたる道は杉の巨木がある苔むした道です。宝戒坊にはものの10分くらいで到着します。日曜日の午後でしたが、何組かの方々とすれ違いましたが、ひっそりとした奥座敷感があるところです。宝戒坊には樹齢800年の巨大な杉2本があり、すげぇと思います。
仁王さまの存在感がひときわ目立つ山門。仏師の匠の技を感じます。一見の価値あり。
森の中にたたずむ立派な山門。1833年の建立と伝わる。金剛力士像は伊勢原市の指定文化財。
ここから本堂まで急な階段と坂道が続きます。
| 名前 |
宝城坊山門(仁王門) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
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日向山宝城坊の山門(仁王門)は表参道の入口付近に位置して、両脇間に朱色に彩色された仁王像を安置しています。三間一戸の八脚門で丸柱の上段・中段・下段に貫を通していて、寄棟造り銅板葺の屋根を載せて前側の両脇間に金剛柵を設けている後側の両脇間は吹き抜けになっていて、両脇間の側面と背面の壁は橫板張りの壁になっています。当初の仁王像は天保元年(1830年)の火災により焼失しているが現存する仁王像は天保四年(1833年)に後藤慶明により復元され、明治二十年(1887年)代には子の後藤慶広とその長男運久により彩色されている。