田子倉ダムと只見湖、絶景の谷。
只見ダムの特徴
只見ダムから見える田子倉ダムは絶景で、撮影スポットに最適です。
湖面が幻想的で、雨上がりにはモヤがかかる美しい景色が楽しめます。
バルブ水車を使用した国内最大の水車が併設されている発電ダムです。
只見ダムの天端から上流側を望む。田子倉ダムと雪をまとった山々。地元の人の話ですと、例年なら徐々に麓の只見に雪が下りてくるが、今年は一足飛びに町が雪景色になりそうだと。町中が、急いで冬の準備に追われていそうな感じがした。
只見ダムはそれほど大きくありませんが、堰堤からダム湖の先、上流に巨大な田子倉ダムが見えます。田子倉ダムまでの距離と標高差が実感でき、只見川が水力発電に適した川であることがよく理解できます。Google Map の只見ダムの投稿に、田子倉ダムの写真が散見されました。ご注意ください。
すぐ上流にある田子倉ダムが発電で放流量の増減が激しく、そのまま川に流れると水位が変わりすぎて危ない。そのため、一旦この只見ダムでプールして、出来るだけ流水量を一定にして流しつつ発電する為のダムである。気温と田子倉ダムの放流水の温度差が激しいと、只見ダム湖にモヤがかかって幻想的な風景が見られる。
天気の良い日の景色もいいですが、雨☔上がりはとても幻想的💕ダム湖面だけ、モヤがあるって凄くないですか✨
約40年ぶりにここを訪れたのですが、どうも思い出の町並みや心象風景は、このダム湖の底に沈んでしまったようです・・。この只見ダムは田子倉ダムの調整池として1989年に運転開始をした、比較的新しいダムになります。小学生の頃、両親に連れられて田子倉ダムの観光に訪れ、その帰りに巨大なダム堤体が窓から見える近くの民宿に泊まった事を覚えています。当時これほど巨大な人工構造物は見たことがなく、その大きさや迫力・荘厳さに驚き 偉業に感激しました。思えばこの時からワタシのダム好きと歴訪の旅が始まるのです(笑)。子供の頃の記憶なので民宿の正確な位置は覚えていませんが、今の只見駅周辺だと田子倉ダムから3Kmも離れていて、あれほど巨大には見えないので、やはり沈んでしまったのでしょう。そんな感傷はさておき、この只見ダムは出力世界一を誇る「円筒型発電水車」を備えているのだそうで、なんともダム好きの血が騒ぎます(笑)。では早速見て行きましょう。水力発電は水を水車に流し込んで高速回転させ、それで発電タービンを動かして発電しますが、ダムの立地や構造によって最適な水車の形状が異なっているのは知っていましたか?この只見ダムは、上流の巨大な田子倉ダムが放水を開始すると只見川の水量や水位が激変してしまうので、それを抑える目的で設置されました。機能としては調整池なので水量は豊富なものの、ダム自体の落差は20mと低い(田子倉ダムは145m)のが特徴です。この状況に最適な水車が前述の「円筒型発電水車」なのです! 魚雷状のケーシングの中に発電機を納めスクリューの羽根を回す構造です(写真参照)。こうすると水の抵抗が少なくなり落差の少ないダムでも効率よく発電出来るのだそうです。田子倉ダムも含め日本の発電水車の7割は「フランシス型水車」と呼ばれるカタツムリ状の羽根なので、円筒型はかなりレアで変わった存在です。すぐ近くの「只見展示館」に只見川周辺ダムの詳細な資料が展示されています。分かりやすく各種発電水車のカットモデルまであるのは素晴らしい。コレはダム好きには堪らない内容ですねぇ(笑)。こちらも是非併せてどうぞ。
只見湖(只見ダム、万代橋)から田子倉ダムを観る。青空の下、雲と青空が映える。ダムの先に、間近にダムが。なかなか観ることができない、素晴らしい風景。
ダム湖の向こうに田子倉ダムが見える、変わった景観が良いですね。
2023-8-29 田野倉ダムからも遠くに小さく見えます。ダムの駐車場には何かの建物が二件ありましたが、ほとんど機能していませんでした。トイレは使えました。
ロックフィルダムだが堤体の中央部に洪水吐があり、下流には只見水力発電所がある。約20mの落差を利用した水車発電機は、出力世界一の円筒形水車(バルブ水車)。
名前 |
只見ダム |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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田子倉ダムと比べれば、小ぢんまりしたダムだけど趣きがあります。