関口隆吉の功績を称える碑。
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初代静岡県知事関口隆吉の碑の特徴
静岡県知事関口隆吉にまつわる貴重な史跡です。
幕末の動乱期に活躍した人物の業績に触れられます。
歴史的な背景が詰まった記念碑が雰囲気を引き立てます。
| 名前 |
初代静岡県知事関口隆吉の碑 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 住所 |
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| 評価 |
4.0 |
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刻字及び『関口隆吉傳』（関口隆正,昭和13年,pp157-160）よりーーー從三位關口君之碑靜岡縣知事關口隆吉君之碑陸軍大将大勲位熾仁親王篆額君諱隆吉字艮輔號默齋關口氏其先出六孫王經基經基廿世孫氏廣稱關口刑部少輔爲今川義元妹夫義元養其女配東照公所謂築山夫人也今川氏亡氏廣孫冐母姓曰飯泉左內爲僧居武藏駒籠村建一寺曰德源院是爲中興祖左內後數世爲大草氏臣至君祖壽仙任水野美濃守配關口氏生女養隆船君爲女婿後爲幕府御持弓與力即君之考也天保七年九月十七日生君于本所相生街君幼敏慧有奇童稱受句讀於木村金平筆法於松嶋故山年十三出就齋藤篤信齋學擊劍最潜心長沼流兵法就大橋訥菴治經義十七父老襲其職是時米艦來浦賀天下漸將多事君益激勵講戰陣事博交天下名士每有義擧君不惜資力周旋其間屢上書論時事流涕長大息不啻也既而一橋公襲將軍職是時志士異說開鎖紛紛未有所歸君過九段坂逢勝安房守跨馬來君謂安房守唱開港説誤國者也拔刀擊之誤中其鐙刀鋒及馬腹馬驚逸而免後安房守寄書署曰鐙齋先生明治元年將軍納旌鉞天子親政將有 王師東下之舉江戶騷擾人心鼎沸二月前將軍入上野大樹院恭謹待詔輪王寺命駕西上表將軍無他意君等輿有力焉四月大總督將入江戶城君爲精鋐隊頭取兼町奉行支配調役君務鎮壓暴徒旣而有詔封德川氏駿河君爲公用人拮据其間苦處非一五年正月任三瀦縣權參事十一月轉置賜縣参事叙從六位未赴任更轉山形縣參事八年十二月任山口縣令九年一月叙從五位先是前原一誠辭職歸郷將有所爲暴徒潜伏物議騷然君處置暴徒寬嚴得中於是萩城之亂官軍大捷一誠就縛于嶋根縣尋處斬殘黨四散不出數日賊徒悉平十年二月鹿兒島亂作前原殘黨將復據萩城為之應援君先機處置不使得其志君之功居多矣九月鹿兒島亂亦平蓋山口縣爲中國九州之咽喉自熊本萩城之役馴致鹿兒島之亂四海沸騰人情反覆不知所底止君處身其間遣兵餽糧未嘗安居功名顯著世稱賢縣令亂平之後君益以休養民力爲念或勸君脩治道路君但笑而不答十四年任元老院議官叙從四位十五年十二月叙勳三等十七年九月任靜岡縣令縣廳卑附人以爲不可居君曰所期縣治美耳廳于何有公退有暇輙致力於救荒書曰吾以備他日也十九年七月任靜岡縣知事叙勅任官二等十一月叙正四位君政績之美不可勝數而尤不欲擾人民常以依養生息爲務君之所以爲良二千石而其名被重於朝野以此也二十二年四月愛知縣施行招魂祭請君來會乃坐土工滊車既過阿倍川與東行滊車相觸君左足負傷時十一日午時也事聞四方親王大臣貴族故舊或遣使慰問或遣醫視者陸續不絕十八日特旨敘從三位五月十七日遂薨享年五十叉四葬于駿河國安倍郡安東村臨濟寺遠近會葬者五千人是日勅賜白絹二匹金二千圓君爲人沈毅寡言天性忠孝最智略寬厚剛直所欲成不避禍福强記博洽精於本朝典故傍及外國又能鑑別刀劍鼎彝自奉薄而施人厚親戚故舊有貧者周䘏甚至居官清廉任才使能不擇親疎不念舊惡故人樂爲之用配稻生氏先歿繼娶山田氏生一男四女男曰壯吉養清水氐子隆正爲嗣妻以長女隆正讓家壯吉山田氏歿聚大塚氏生三男四女長日出冒新村氏次曰周藏冒加藤氏次曰鯉吉長女名八千適三竹氏頃者君之朋友故舊相謀立碑因今知事時任氏乞余銘余不敢辭也銘曰不矯々以爲名而與民休息不察々以爲智而亂賊帖服其斯以爲良二千石而爲四方之攸則乎明治二十年十一月從四位文學博士 中村正直 撰文從四位勲三等 巖谷修 書丹宮龜年 刻字。