珍しい地蔵菩薩半跏像を拝む。
地蔵堂の中に地蔵菩薩半跏像が安置されている。江戸時代、大和川付け替え後の川底改修工事の際に発見されたものらしい。こんなものが川底から出て来るとは、その取り扱いのいい加減さに唖然としてしまう。地蔵堂の上部を見れば閻魔大王がいる地獄の様子が描かれている。右には子供たちが石積みの刑にあっているが、その横に菩薩が救いの手を差し伸べようとしているようだ。地獄からでも抜けだせる。この絵師はそういう意味で絵を描いたのだろう。
名前 |
中小阪石造地蔵菩薩半跏像 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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石造地蔵菩薩半跏像、地蔵菩薩は岩座を含め106cm、座高72cm、の半跏像で仏像としては珍しいものらしいです。大和川の川床改修工事の際に掘り出されたようで、彌栄神社内にお祀りされていましたが、神仏分離の際、一旦徳因寺に、その後こちらにお祀りされたようです。また、地蔵堂には、皇女和宮が、14代将軍家茂に降嫁の際に織られた菊の紋と三葉葵の紋をあしらった衣装の端切64枚で作られた斗帳(とちょう、像の前にかけられた布)が伝えられています。