大原隧道の探検路、獅子口の水!
獅子頭共用栓の特徴
大原隧道南太田方面からアクセスしやすい位置にあります。
獅子口の蛇口が印象的で、見逃せないスポットです。
横浜水道の歴史を感じることができる歴史的な場所です。
大原隧道を抜けて下りに差し掛かるところ、首都高速下にひっそりとあります。青いタイル張りがきれいです。こんなものがこんなところにずっとあるんだ、とちょっと歴史を感じますね。
大原隧道の見学へ行った道中に併せてこちらも見学しました。首都高狩場線の下に1か所洋風な水場があり、それが獅子頭共用栓です。背面に鮮やかな青いタイルが貼られていて、下に向けて水がちょろちょろと流れ出ているのが印象的でした。屋外にあるのにきれいにされていると思いました。流れているのは真水なようで、飲用には適さないようです。
南太田2丁目フレンド公園の上に被さる首都高狩場線の巨大なアーチの右奥橋脚の根元にある不思議な構造物。明治初期に横浜の水道整備のために600個ほど輸入されたものだそうだけど、さすがに明治初期に設置されたそのものとは考え辛く、レプリカなのか、いつ、何のためにここに設置されたのか、など詳しいことはざっとwebを浚った限りでは見つけられなかった不思議なオブジェ。大原隧道と関係あるのかもしれないけれど、でもあちらができたのは昭和初期なので時期が一致せず、う〜ん、詳しいことが知りたい…
2022.06発見。
大原隧道の南太田方面側の坑門をから歩いて直ぐに高速道路の高架が見えたら小さな獅子口の蛇口が姿を目にする事が出来ます。この獅子頭共用栓は明治期のオリジナルもので、いくつと存在しない貴重なものだそうです。横浜市水道局が明治20年に創設された頃イギリスから輸入し、獅子のデザインはギリシャ神話にちなむものと言われています。赤レンガのレトロな感じの水場は今でも見た目透明で綺麗な清水が今もブロンズ造の獅子の口から流れ出ています。そこそこ綺麗に整備されていて向かい側に公園がありますので子供達が水遊び出来そうですね。劣化して読みにくい石碑に説明が書かれているのですが、目立たないのと読めないレベルなので知らないと公園の施設だと思ってしまうほど、この場所に溶け込んでいました。水道水ではなく湧水なので清水とあり、飲料には適さないと記載がありますので飲めないのでしょうか。かつては600基あって生活用水として活躍していたらしいです。完全な形が残っているのは、博物館にあるのが2基のみらしいので、ここのオリジナルなの獅子頭共用栓はとても貴重な史跡ですよね。
横浜といえば、日本最初の近代水道(横浜水道:1885年~1887年(明治18年~20年))が有名。共用栓とは、水道創設当時に横浜市内各所に配置されていたもので、当時は家の中に水道を引いて蛇口を設ける習慣は定着せず、道端に置いた共用栓を皆で共同使用するスタイルだったらしい。創設期は600基程がイギリス・グレンフィールド社から輸入されて設置されたようで、欧州の水の神である獅子の頭部がデザインされていた。イギリス製なのは、当時、横浜の水道の技術指導にあたったのが、所謂お雇い外国人のイギリス人工兵中佐ヘンリー・スペンサー・パーマー(Henry Spencer Palmer)だったことによる所が大きい。今でも野毛山公園行くとパーマーの胸像を見ることができる。後に、日本製の共用栓を作る際には、獅子ではなく龍のデザインを用いたので、空想上の動物である龍の元となった蛇にちなみ「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれた。これが「蛇口」と言う言葉の由来となったそうである。
昔から、清水が出ている所、ワンちゃんたちの水飲み場になってます。
名前 |
獅子頭共用栓 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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大原隧道を南太田側に抜けて少し歩いたところにあります。イギリスから取り寄せた明治時代の共用栓でとてもモダンな感じですね♪