萬行寺の静謐な美、戦国の心。
遊女明月の墓の特徴
萬行寺内にひっそりと佇む、歴史的な史跡です。
戦国時代末期の美貌と信心深さを持つお秋の伝説があります。
お寺の右側で静かな雰囲気を楽しめる場所です。
萬行寺内にあります。説明看板などは特にありません。
戦国時代末期の頃、備中国の美貌で心優しく信心深い娘お秋が隣村の若者と婚約した。横恋慕した近所の男が娘の父親を殺し西国へ逃亡。義父の仇と若者は後を追って筑前早良で仇は打ったが敵の仲間に殺されてしまう。お秋も若者を追って筑前へ。姪の浜で若者の死を知って茫然自失。盗賊に捕まり博多柳橋の妓楼薩摩屋の遊郭に売飛ばされた。源氏名を「明月」として暮らすようになります。信仰心の厚い彼女は両親、許嫁の冥福を祈って萬行寺までの日参りを欠かしませんでした。行けないときは妓楼の廊下を萬行寺までの歩数を歩いたそうです。しかし天正6年(1578年)22歳で亡くなります。亡骸は萬行寺の境内に埋葬されました。そして49日を迎えた朝、墓に一茎の白蓮華の花が咲きました。不思議に思って墓を掘り返してみると、明月のわずかに開いた口から茎が伸びていたそうです。400余年の歳月を経た5月15日、5年に1度その花を見ることができます。
| 名前 |
遊女明月の墓 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.6 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
お寺の右側にひっそりありました。