平将門公を祀る御門神社。
御門神社の特徴
御門神社は平将門公を主祭神に祀っている神社です。
由緒ある社殿は当地の民の鎮魂のために造営されました。
鎮守の神として、菅原道真公や大雷命も祀られています。
ごく普通の神社です。外側の鳥居(下、右の写真)は昭和十三年七月吉日の日付で、相良という人の奉納なので、恐らくこの近くに酒蔵を構える相良酒造のご主人だったろうと思います。小さいながら手水舎があります。夏祭りの時はお囃子が鳴って、大いに賑わいます。
名前 |
御門神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.8 |
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御門神社(みかどじんじゃ)主祭神 平将門公配祀神 菊理姫命 田心姫命 大雷命 猿田彦命 菅原道真公由緒将門公が馬宿を拠点としたことから、天慶二年(939)末に討伐された後、当地の民にとっては英傑でしたので、鎮魂のために社殿を造営して奉祭しました。将門は、律令政府に対する反逆者ではありましたが、当地においては馬宿が将門の拠点であったことなどから、むしろ身近な英雄でした。将門討伐の命を受けた平貞盛によって、天慶二年(939)十二月に討たれた時、将門の御魂に対し人々は深い同情と恐れを抱き、鎮祭しました。(「栃木県神社誌」より)ここは本山派修験の正門院でした。「鹿沼聞書・下野神名帳」には、「都賀郡 将門大権現 御門 将門院」とあります。拝殿には「将門神社」の扁額が掛かっています。この地は将門方の大事な拠点でしたが、佐野の藤原秀郷の勢力によって敗れてしまいました。神社には、以前は神社の東側、北側に濠が巡らされてあったといわれています。(「真言宗智山派 円泉寺HP」参照)また、藤原秀郷側の創建説もあります。佐野氏の旧記によると、「秀郷の第三子、第四子が病死し、将門霊の祟りとされたので、当国の茂呂御門に将門権現を建てた」とあります。(「新撰佐倉風土記」「下野の古代史」参照)社務所左側に十九夜供養塔と青面金剛があります。境内には、社殿右側に、庚申塔や勝善神石碑、大黒天尊像があります。社殿右側後方に白山神社の社があり、並んで金山大権現将門公、雷電神社、大杉神社の石祠があります。