国宝埴輪の出土地で驚きの神社体験!
長良神社の特徴
整備された境内で心が洗われる、訪れる価値があります。
鳥居が2つあり、ここならではの神社名が印象的です。
社(やしろ)に着くと、驚きの神社名が目を引く仕掛けです。
この神社の境内には映画「大魔神」やNHKの「はに丸」のモデルとなった国宝「埴輪 挂甲の武人」(現在は東京都台東区の上野公園内にある東京国立博物館が所蔵)のレプリカが無造作に置いてあるが、実際にこの埴輪が出土したのは現在は存在しない「マツバラの長良神社」の境内であった。南東方向に700mほど行ったところ(現在レオパレス中庭があるあたり)がそのマツバラの長良神社の境内地であり、土地の古老の話によるとそこには古墳があったとのこと。農道が狭いので拡張する為に古墳などを切り崩した土を利用したが、その際にたくさんの出土品が出て、武人埴輪もその時にでてきたが、考古学的価値を知らない土地の野蛮人によって大部分が破壊されてしまったとの由。飯塚古墳群は今では跡形もない。地名に「塚」がつくくらいなので、昔は沢山の古墳があったのだろう。
日本一有名な埴輪(国宝)の出土した場所。太田市は観光資源とする気はないらしい(ちょっと勿体ない)。神社にはレプリカが設置されているだけ(説明板などはない)。しかもレプリカに苔生えてるし苦笑。
境内は整備、清掃されている。地区の公民館が併設されている。
鳥居を2個くぐり抜け社(やしろ)に着いて御参りしようと上を見たら神社名が2つ列んで書いてあるので驚いた。2つ名前は、長良神社と賀茂神社である。なぜなのかはわからない。
| 名前 |
長良神社 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 営業時間 |
[火水木金土日月] 24時間営業 |
| 評価 |
3.6 |
| 住所 |
|
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熊谷に、埴輪踊る人々のモニュメントが出土地(野原古墳、八幡神社)に建てられていたので、同じくらい有名な埴輪挂甲の武人の出土地はどうかと調べたら、太田の長良神社にあるというので、訪問。住宅街の中にある小さな神社だが、鳥居の脇にポツンと挂甲の武人のレプリカが立っていた。何も案内もなし。単体埴輪では唯一の国宝なのだが、全くPRもなし。ちなみに、この埴輪、出土地は太田市飯塚町としか資料にないので、不思議に思っていたが、この近辺というだけの模様。群馬県の小中学生の歴史自由研究コンクールで入選した太田中の女子生徒が2021年に挂甲の武人の出土地を調べていて、この長良神社から東に数百メートルのところに同じ名前の別の神社があり、そのあたりから出土したそうだ。出土地の長良神社は明治期に、現存の長良神社と合併し消滅したらしい。さらに大正期には、別にあった賀茂神社とも合併したとのことで、神社の看板も、両名併記になっている。小さな神社だが、はるか昔は古墳だったようだし、近世にも合併を繰り返すなど、様々な歴史を持っているなと感心。