圧倒的な展示品が揃う東洋文庫。
東洋文庫ミュージアムの特徴
三菱財閥が収集した東洋学関連古書が揃う博物館です。
駒込駅から徒歩5分、六義園近くでアクセス良好です。
モリソン書庫の美しさに圧倒される、訪れる価値のあるスポットです。
書物を通じて東洋の歴史や文化を学ぶことができる博物館。東洋学の代表的なコレクション「モリソン・コレクション」を見ることができます。1917年、三菱財閥の岩崎久彌が、中華民国の顧問を務めていたジョージ・アーネスト・モリソンの所蔵する文献コレクションを購入し、それに新たな東洋関連の文献も加えて東洋文庫を設立しました。95万点の資料の中には5件の国宝と7件の重要文化財があります。館内に入るとまず目に入るのがモリソン書庫と呼ばれている巨大な本棚。とてもアカデミックな風景です。展示物には東洋の歴史を彩ってきた書物がたくさん展示されています。漢字の祖先である甲骨文字が書かれた『甲骨卜辞片』や後漢の時代に成立した『説文解字』(書物は清代に刊行されたもの)、14世紀に書かれたイスラム教のコーラン、16世紀の朝鮮の『訓民正音』...どれも本物で見応えのある展示物です。それ以外にも、司馬遷の『史記』(書物は明代に刊行されたもの)、王羲之の『蘭亭序』、鄭和の航海図など、教科書で学んだ中国史を思い出させてくれるものがたくさんありました。国宝の『毛詩』は、平安時代の日本人が中国の「詩経」を読むために乎古止点(ヲコト点)を加えているのが確認でき、日本人が中国の文献を読むために様々な工夫をした様子が伺い知れます。「黄金の国・ジパング」が登場するマルコポーロの『東方見聞録』のように西洋人がまとめた東洋に関する文献も多く展示されており、ナポレオンの命でまとめたという漢字辞典もあります。今までずっと行ってみたかったのですが、もっと早く行くべきだったと後悔するぐらい、素晴らしい展示物を見ることができました。ここを訪れた人は、貴重な文献とともに、アジアの長い歴史に思いを馳せることができるのではないでしょうか。
三菱財閥が収集した東洋学関連古書が集められた施設です。三菱グループの雑誌に付いている半額クーポンを利用して入館しました。(400円)株主優待で無料招待なんかもあるそうです。受付を済ませると、入館シールを渡されるので服など見えるところに貼り付けておきます。入り口のドアを抜けると開放的な空間が広がっています。階段を登ると、目玉である「モリソン書庫」が現れます。壁一面に古い本が並べられており圧巻です。進むと、漫画でしか見ないような極太の重そうな本や、源氏物語、平家物語など誰でも聞いたことあるような本なども展示されています。館内は、そこまで混んでおらず展示物を一つ一つじっくり見ることができます。所要時間は1時間ほど。撮影可です。割とコスパ良しなスポットだと思います。
月曜日午後に「日本語の歴史展」を観に訪れました。歴史で習っただけの貴重な言語資料、歴史資料が間近で観れ興味深く満足な時間を過ごせました。2階のモリソン書庫がとても印象に残りました。ミュージアムショップ、ロッカールームは1階にあります。併設のオリエントカフェは広い芝生の中庭を眺められる素敵な所にありゆったり出来ます。併せておすすめです。
建物裏に8台分駐車場あり。日曜昼時に訪れたがカフェ目当ての客が多かった。入ってすぐの所にミュージアムショップあり。オリジナルグッズが充実していた。1階の正面と2階の書庫裏に企画展示があるがメインの展示はモリソン書庫。本棚を一番の見所としている珍しいミュージアムだ。知的な雰囲気溢れる良い空間だった。
モリソン書庫は一度ご覧頂くことをオススメします。圧巻‼️というだけでなく、何故か癒されます。ヨーロッパの古い大学の図書館のようです。国内外問わず古い書籍の表装などは重厚感があったり、遊び心あったりで、書庫の中にあっても貴重さが伝わってきます。これからも大切に残していただきたいです。ミュージアムショップには日本の東京の古地図などがあり、他の美術館のミュージアムショップとは趣がちょっと違っていて、見るだけでも楽しいです。私は古地図や過去の展示の安政の大地震展の冊子を購入しましたが。オリエントカフェについては別に投稿しています。
本棚が素晴らしいとの美術館。通常一人900円ですが、シルクロード展のチケット格安店で200円で売っていたので行ってみました。館内はコロナ対策が施され、人の入りもさほどでないのでゆっくり安心して観られました。話題の本棚は荘厳で圧倒されます。これが今の価値で70億か、貴重なものなんだろうけど、ちょっと高くない?2階部分にも手すりがあるので、行けるようだけど入れません。(入りたかったな)写真撮影可だけどフラッシュは禁止です。シルクロード展はシルクロードがどこなのかわかってない自分には大変勉強になり、フビライとか世界史でみかけた人物名が出て来ておおっとなりました(笑)館内は狭く、展示数に物足りなさを感じますが、まぁ200円なら十二分でしょう。興味がある特設展があればまたきてもいいかな。
素晴らしい書庫。まさにデザインの成せる技でした。招待券を持っていたので伺いましたが、お勧めは六義園の後にカフェでお茶をして休憩、その後にミュージアムを覗くというのがコース的には半日散歩でちょうど良いかなと思います。ご近所だったらここのカフェにはしょっちゅう来るだろな!
美しいミュージアムですね。仮面ライダーセイバーで出てきて驚きました。
こちらは、やはり三菱財閥にご縁あり。素晴らしい東洋の蔵書が一杯。文京区駒込はもと柳澤邸から岩崎家へと引き継がれた六義園があり岩崎家と縁の深い場所が多くあります。イギリスタイムズの通信員モリソンが貯蔵していた多くの本、モリソン書庫(東洋について書かれた本)、全てが並べられた天井まである本棚のコーナーは紙の本の迫力が圧巻。岩崎久彌が今の価値でおよそ70億円相当で全てを購入したものだそうです。東洋を学ぶと同時に西洋がどう東洋を見てたかも学べる宝のような書籍だったに違いないと本の世界に思いを馳せました。そして静嘉堂文庫同様財閥の力をまざまざと見、芸術や文化には常に財力ある後ろ楯を感じます。イタリアで言うメディチ家のように。他にも江戸時代などの地図等が展示。馴染みの地名が書かれていて結構楽しめます。素敵な回廊の向こうにはカフェが中庭に向かってあります。回廊の壁にある色々な国の言語、これを見ながらランチへと行くのも知的楽しさです。大きな美術館とは違うのんびりとした鑑賞とガラス張りのカフェでのひととき✨プチ散策にはお薦めです。次は本郷通り沿いに続く六義園、古川庭園、そして渋沢庭園へと、散策をすすめてみたいです。良く考えるとこの辺り(駒込辺り)は旧財閥邸が点在してますね。
| 名前 |
東洋文庫ミュージアム |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3942-0280 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
〒113-0021 東京都文京区本駒込2丁目28−21 東洋文庫 |
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三菱商事の株主優待の様なチケットで行きましたが、数年ぶりに二回目だったにも関わらず、やはりなかなか趣深い美術館です。モリソン文庫は目を見張るものがありますが、それ以外にも収蔵展示されている幾多の貴重な古美術品は一見の価値ありです。教科書で習うものの現物を見たことの無いクァルーンや東方見聞録、解体新書ともとになったターフェルアナトミアを見比べらられるなど、是非一度は訪れてじっくりと見て学ぶ機会を得て頂けると良いと思います。駒込駅の西口からならまっすぐ歩いて行けば分かりやすいのでオススメです。