茨城県の国宝、昭和8年建築。
荒七酒店の特徴
昭和8年に建てられた、趣のある木造建築です。
茨城県で最も早く国の有形文化財に登録された店舗です。
歴史ある個人所有の文化財を大切にしています。
3階建ての建物は昭和8年に作られた木造建築らしい!
個人所有の国の有形文化財を残すのは大変だと思います。
個人所有の建物では、茨城県ではもっとも早く国の有形文化財に登録されました。施主の元下館町長を務めたこともある荒川家11代目当主荒川荒七氏にちなんだ屋号「荒七酒店」で親しまれています。右側の土蔵造りの建物が明治40年に建てられた「荒川家住宅 店蔵」です。鬼瓦を大きく見せるための影盛が目をひく典型的な下館商家のたたずまいをしています。そしてなんと言っても、目をひくのは3階建ての洋風主屋です。ビルのように見えますが、昭和8年に建てられた木造建築です。窓は洋風、外壁も洋風、しかし屋根は方形屋根の「帝冠様式」呼ばれ神奈川県庁などで見られる当時流行したモダンな建物です。下館の歴史を語る上でも、商家で繁栄したことを懐古する上でも、職人技を見る上でも、後世に残しておかなければ貴重な建造物です。19.08/25記。
名前 |
荒七酒店 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0296-22-2038 |
住所 |
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評価 |
4.8 |
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非常に興味深い建物です。記憶に有る特徴的な物をいくつか列記しますので、新型コロナが落ち着いて、以前の様に建屋の見学会が開かることが可能になったときには、ぜひとも一度ご覧になることをおすすめします。列記した全ての物を見ることができるかは、保証できませんけど。・御手洗い前の鏝絵・斜めの障子の桟(障子紙側が高く逆側が低い、桟の埃を払い易くする)・階段の高さが一定でない階段箪笥(盗賊等の知らない人は転ぶ可能性大)・手漉きのガラス(手漉きなので気泡が入っている)・丸窓・家の下にある水を流す川の様なもの(夏場涼を得るため)・内蔵(家の中にある蔵)・2階から、1階の使用人の状況が確認できる、底がない地袋。