羽村山口軽便鉄道跡で歴史探訪。
羽村山口軽便鉄道 5号隧道の特徴
羽村山口軽便鉄道の廃トンネルがある貴重な史跡です。
村山貯水池方面への抜け道として利用できる道があります。
雨の日は泥岩が滑りやすいので訪問時は注意が必要です。
よく整備されている自転車道です。地元の人々の散歩道としても人気があります。一部雨水が山に浸透して落ちて来ます。水道局の管理下に置かれている5番6番目のトンネルは既に草やナラ枯れの倒木で獣道と化しておりました。
この手前までのトンネル群と違い,立ち入り禁止になっている.西側には踏み跡程度の登山道があり,トンネル群から村山貯水池方面への抜け道としてつかえる.雨の日はこの丘陵の地山を形成している狭山層の泥岩が滑りやすいので特に下山時には注意が必要.
現在ある自転車道のトンネルは,かつて羽村山口軽便鉄道と呼ばれる鉄道のトンネルだった。多摩湖及び狭山湖方面につながっており,貯水池建設に必要な資材を運搬した(旅客を乗せていたことはない。)。村山貯水池建設期(大正七年~十三年)と山口貯水池建設期(昭和三年~八年)と戦中改良工事期(昭和十八年~十九年)の短い期間だけ運用された。他のトンネルは流用されたが,ここだけ流用されなかった様である。トンネルに至る小道は全く整備されておらず,蜘蛛の巣を被りながら近付くことになる。またトンネル手前の足場は非常に悪く,泥でぬかるんでいた。
村山上貯水池へ通ずる最後のトンネルだが金網で封鎖されている。
#2022/11/6日曜午後に訪問。トンネル手前は泥濘んでおり、近寄るのは難しかったです。「トンネルを抜けると湖畔かなぁ」と、遠くから眺めました。
雨の翌日に訪れましたが、長靴や防水の登山靴がなければ近寄る事はできない感じでした。(近寄ったところで何ががある訳ではありませんが…)とても静かで、時間がゆっくり感じました。
狭山湖の建設で使われた、羽村山口軽便鉄道の5号隧道。入口は閉鎖されてはいることはできません。トンネルの奥地と入口には水がたまっていることが多いです。貴重な自然環境でもあるので、これからも静かに見守っていきたいです。
羽村山口軽便鉄道跡地の廃トンネル。赤坂トンネル自転車道からさらに分け入った所にあります。谷状になった所にあるので入口付近も水が溜まり泥濘んでいて近づきにくい。トンネル内には入れませんが、静かな中で水の滴る音が響き、廃墟感があります。
名前 |
羽村山口軽便鉄道 5号隧道 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
3.8 |
周辺のオススメ

西武球場前駅から5号隧道まで歩くと約1時間。5号隧道をスタートして羽村の堰まで歩くと約11キロでした。途中の横田基地と印刷会社の敷地の所は迂回するようになります。新青梅街道ではすぐ近くに歩道橋があります。5号隧道行くなら虫等が居ない冬場がよろしいかと…。