歴史深き亀石を覗いて。
旋帯文石の特徴
祀られていた楯築神社から移された御神体の価値は非常に高いです。
収蔵庫の小さい覗き窓からは、石の模様が十分に見えません。
御神体は長さ約90cm、重さ350kgの歴史的な亀石です。
神社の御神体として祀られてきたということもあってか、現地に実物を見に行っても、暗い保管庫の小さい覗き窓から両側面を見られるだけで、正面の顔も細かい文様も見えません。倉敷市の文化財紹介ページには(複製品の)3Dモデルが公開されており、正面の人面彫刻の詳細はもちろん、底部にも帯文様が刻まれていることなどがわかります。少しだけ不気味な気もしますが、おすすめです。岡山県立博物館や千葉県の国立歴史民俗博物館には本品のレプリカが収蔵されているようです。
楯築遺跡にある石の祠③に長い間安置されていた長さ、幅約90c㎝、重さ350㎏の御神体の石である。この御神体は 弥生時代 の終わりに作られ、帯が円を描きながら絡み合う不思議な文様があり、当時の彫刻技術のすばらしさがうかがえる。国指定重要文化財 であり、現在は収蔵庫の窓から見ることができる。https://www.city.kurashiki.okayama.jp/5485.htm?fbclid\u003dIwZXh0bgNhZW0CMTAAAR0Qde_zLiZDCj6bRz5K0FKjr8h8g4MgclKQuZV-1fV84tsx417zH1N7lP0_aem_AZPcgm01VoO9U7N1R6i6C3n49xi3rUsXecLjOk4gSquIxwfCChoI3c0H5DgDrMRPTfZAcfErgLxLearKEbfXmvpq
かつて遺跡の上に建っていた楯築神社は、近隣の鯉喰神社に合祀され御神体であるこの亀石も一時は移転した。後に亀石は帰ってきたが新たに祠を作る必要から遺跡の立石を寄せ集めて石祠としたため、遺跡の原型は損なわれた。ちなみにこの石は顔がついていて周りに謎の文様(旋帯文)が刻まれている大変珍しいものであるが、遺跡を発掘したところ粉々に砕かれた似たようなものが発掘されて驚きを呼んだ。かくも貴重な遺物であるため、今は石祠ではなく堅固な収蔵庫に格納されている。レプリカでよければ後楽園の中にある県立博物館に展示中。
窓から覗いてもほぼ見えませんでした。
どうやってこの模様を石に刻んだのか?この模様に、どんな意味があるのか?一筆書きの様に繋がる、あまりにも不可思議な模様の旋帯紋石運が良ければ、収蔵庫の掃除の際、間近で見られるかもしれない、との事でした。
これは国宝にすべきです。西暦で言えばAC100年代。ここの大きな勢力と文化があったという証。大和王朝系でないというだけで重文扱いはどんなんかなぁ って思います。
名前 |
旋帯文石 |
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ジャンル |
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電話番号 |
086-426-3851 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.4 |
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以前は遺跡内に創建された盾築神社の御神体として祀られていましたが、歴史的価値が非常に高い為、こちらの収蔵庫が建てられ保管されています。