大隈重信の別荘で歴史散策を。
旧大隈重信別邸・旧古河別邸の特徴
大隈重信の別荘で、無料で庭園を楽しめます。
車椅子や赤ちゃん連れへの配慮が徹底されています。
明治記念大磯邸園散策路の見所として人気です。
神奈川県大磯町。明治記念大磯邸園にある大隈重信の別邸です。大隈重信の生涯は割愛するとして、大隈重信は1897年にこの建物を取得し、別邸としました。彼はこの家で宴会を開き、実に賑やかであったそうです。1901年に古河財閥の創始者・古河市兵衛が譲り受け、古河別邸として使用されました。それ以降も古河電工の迎賓館として左隣にある東邸(旧・陸奥宗光邸)と共に利用されました。古河家から古河電工に所有権が移っている理由は、戦後間もない頃の財閥解体による財産の処分から逃れるためだったそうです。大広間はガラス張りの戸から眩しい光が差し込んでとても開放的でした。
開園当時はお庭だけでしたが近年、建物内部も見学可能に成り満を持して伺いました。無料です。保養所の頃は横道(海まで行けます)からのぞき見るしか無かった秘された場所…関東大震災以前の面影も残しつつの派手じゃ無いしつらえも素敵でした。水回りの各所や隠れた所も必見です!個人的に嬉しかったのは趣を残す工夫をした拝観者用のトイレやベビールーム。現代リフォームなのでエアコンも効いてました。伊藤博文の滄浪閣はお隣。西園寺公望の邸宅も含めて数十年の間心配していた保存、改装が進んでおり広大な公園に成る予定。こちらが完成すれば駐車場も至近になりますが~今は大磯役場の駐車場(一律320円!)を使い、のんびり旧東海道の松並木を散策しながらの来館をオススメ。(手前の中学校。元は山縣有朋邸の敷地)交通量も多いので路駐厳禁でお願いします💦
「車椅子や赤ちゃん連れへの対策が徹底されている。無料とは思えない」早稲田大学の創設者でもある大隈重信の邸宅。すごいゴージャスというほどではなく、広さ・豪華さ共にプチ贅沢レベル。でも味わいは深い。企画展も開催されていて、より一層見応えがあった。また段差対策やおむつ交換室などが整備されていて、今まで行った旧家とは明らかに異なっていた。人によっては当時のままにすべきという意見もあるとは思うが、私の意見は真逆で、全ての人が同じように鑑賞できる環境を整えるべきだと思っています。
日本で最初の政党内閣を組織し、2度の総理大臣を務め、 東京専門学校(早稲田大学)を創立した大隈重信(1838 - 1922年)の別荘です。多くの人を迎えられる大広間(10+16畳)には、広くて日当たりの良い広縁があり、居心地が抜群です。大理石と伊豆石を使った浴室、神代杉の戸板のある和室、見どころの多い豪華な邸宅です。大隈重信の本邸(早稲田)が火事で焼失したため、その再建費用捻出のため、この別邸は売却されました。戦後は古河電工所有として使われ、激しく老朽化しましたが、2017年閣議決定された公園整備の一環で修繕され、2024年秋から公開されています。
保存活用改修の為、現在は内部の見学ができません。ただし、工事の囲いの一部が透明になっていて、工事の様子を見ることは出来ます。スタッフの方によると、工事を進めるにつれ、予想以上に傷んだ箇所が見つかり、工事期間は延長される見込みとの事でした。内部の見学を目的として訪問される方は、事前2確認してください。
改修工事のため中は見られません。重要な建築をどうやって持ち上げ、異動するのか、如実に見られました!隣接の旧東海道には立派な松並木が残り、西行法師ゆかりの鴫立庵、地元で人気のケーキ店鴫立亭があります。
2023年2月。陸奥宗光別邸跡・旧古河別邸「聴漁荘」と同じく、あげや工事中。海沿いに立つ古い木造建築だから傷みもひどそうだし、一層大変だと思う。曳家の職人さんたちの技術ってスゴい!
明治記念大磯邸園散策路コースの見処のひとつ。古き佳き日本家屋。維持管理も良好。庭園や陽当たりを望むように間口いっぱいに硝子戸が贅沢に設えてあります。邸内の見処の説明も案内板にて公開されており、当時の様子に想いを馳せます。
まだ建設途中(?)の庭園ですが、広々として歴史を感じる建物もありゆったりと散策できました。これから駐車場や洋館などの設備が整えばより見ごたえもある庭園になると期待大です。今は入園無料です。旧吉田茂邸や城山公園とセットで巡れば明治を満喫できますよ。
名前 |
旧大隈重信別邸・旧古河別邸 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/38747/07-2_ookuma2.pdf |
評価 |
4.1 |
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