危険な山でしか味わえない体験。
一升桝遺跡の特徴
険しい山の上に位置し、訪れる際は注意が必要です。
2021年1月の訪問から、変わらぬ魅力があります。
自然豊かな場所で、歴史を感じることができる遺跡です。
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わお(原文)Wow
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険しい山の上、目指すのは危険。
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名前 |
一升桝遺跡 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
3.3 |
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訪城したのが2021年1月でしたので、その時の情報です。アプローチから。『神奈川中世城郭図鑑』(2015、戎光祥出版)で東北方の大仏隧道の上の長谷配水池からの尾根伝いのルートを紹介しています。しかし、長谷配水池からの尾根へのアプローチは早々に蔦葛に遮られ、進入することすら不可能な状態になっていました。そこで、地形図を見たところ、反対側(西側)の谷となる笛田六丁目の谷から尾根に登る道を見つけ、そちらに向かいました。道路は水道施設への階段でした。階段上の水道施設の脇から2mくらいの崖を木に掴まりながらよじ登ると尾根に出ました。本来なら長谷配水池からつながっていた尾根で、道のようなものはありましたが、倒木なども多く、容易には進めないものとなっています。それでも尾根道を進むと、砦の北東にある堀切に出ます。もっと手前にも堀切があったようですが、よくわかりませんでした。堀切の南に長方形に土塁が囲む郭があります。これが一升枡の塁跡になります。郭内は笹などが繁茂して少し分かりにくいですが、土塁は伺えます。帰りにわかったことですが、すぐ直近に登山道があります。郭のすぐ東側の道を一旦南に向かい、南東尾根に入った後に折り返して下る道があり、最終的に郭東下の民家脇の道路に辿り着きます。これを最初から知っていれば…と思うばかりです。尚、以上挙げたルート以外は進入は不可能だと思われます。鎌倉特有の垂直の崖が周囲を囲み、登り降りは不可能です。それ以外も、民家の敷地を抜けることになりそうです。下山路も尾根を一本間違えると先程の崖に達してしまい、注意が必要です。国指定史跡なので、ゆくゆくはなんとか整備して欲しいとも思います。遺構は城砦のものなのかよくわかっていません。極楽寺の谷は、極楽寺の大伽藍が展開していたこともあり、鎌倉時代の寺院を利用した室町時代の陣城ではないかとも言われています。