開国期の歴史を感じる、岩亀楼の石灯籠。
岩亀楼の石灯籠の特徴
開国期の港崎遊郭に由来する貴重な歴史遺産です。
横浜公園内、彼我庭園の入り口近くに位置しています。
店名が刻まれた珍しい石灯籠が目を引きます。
店の名前が刻まれている石灯籠。と言ってしまえばそれまでだが、故に現存していることが貴重な史跡である。意識的に保存を心掛けねば残らない類の物だろうし、特に関東大震災と横浜大空襲を乗り越えたのは大きい。彼我庭園の景色にも合っている。
横浜公園内にある『岩亀楼の石灯籠』は、開国期に港崎遊郭の『岩亀楼』に置かれたいた石灯籠で歴史遺産です。
横浜公園内、彼我庭園内の入り口すぐの場所にあります。案内板があるのでかろうじて分かりますが、案内板がなければ庭園のオブジェの1つ程度として見落としてしまいます。色々歴史を調べてみると、もともとこの場所は幕末までは横浜村の海岸部で、安政3年(1856年)に埋め立てられた太田屋新田で陸になり、その後、開港とともにさらに埋め立てられて港崎町(みよざきちょう)となり、その一画に港崎遊郭がつくられました。岩亀桜とはその遊郭の1つで、この石灯籠はとくに豪華だった岩亀楼に置かれていたらしく、開国期の貴重な歴史遺産のひとつとの事です。
名前 |
岩亀楼の石灯籠 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.3 |
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歴史上大変貴重なもの。実物と石碑を見て、初めて遊郭や岩亀楼の存在を知りました。