赤亀と築く厩橋城の魅力。
尾曳稲荷神社の特徴
厩橋城を築いた太田道灌と赤亀の伝説が息づく場所です。
祭神として倉稲魂神を祀り、信仰を集める神社です。
利根川河畔の小高い丘に位置し、歴史的な雰囲気が漂っています。
祭神 倉稲魂神江戸城を築いたことで知られる太田道灌が、厩橋の地に城を築こうと利根川河畔の小高い丘の上を、縄張りを思案しながら行きつ戻りつしていた折り、一匹の赤い亀が草むらから這い出した。道灌が赤亀の行方を目で追っていると、この赤亀が尾を曳きながら這い回った跡は城の縄張りとして申し分のないものであった。道灌は赤い亀の描いた縄張りに従って厩橋城を築いたという。
| 名前 |
尾曳稲荷神社 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
027-263-2393 |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
|
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赤亀が尾を曳きながら描いた通り、縄張りをして築かれた厩橋城。城が完成すると、道灌はこの赤亀を城の守護神とし、赤亀稲荷として祭りました。これが現在の尾曳稲荷神社であると言われています。近くを流れる端気川には、赤亀橋という名の橋が架かっています。一説によれば、この橋の上で亀が縄張りの図を描いたともいいます。しかし、この橋の名には別の伝説もあるそうです。ある時、この端気川の上流から大きな赤い甕が流れて来ました。これを見つけた人々が拾い上げてみると、甕の口は堅く閉ざしてありました。ようやくにして人々が口を開けると、なかには狐に乗った女の姿をした、ご神体が入っていました。これを祭ったのが尾曳稲荷であり、赤い甕が流れて来た場所なので「赤甕橋」という名が生まれたのだそうです。また、こんな話もあります。尾曳稲荷の祭礼では、町内の若者達が相撲を取って興じていましたが、どういう訳か怪我人ばかり出て困ってしまいました。よくよく考えてみると、このお稲荷さんは女性なので、荒っぽいことは嫌うのだろうということになり、相撲は止めることにしたのだそうです(^_^ゞ