川崎の競馬場跡地で、富士瓦斯紡績工場の歴史を感じて...
川崎歴史ガイド「富士紡績と競馬場」の特徴
大正の初めに建立された富士瓦斯紡績工場が見どころです。
競馬場跡地に位置し、歴史を感じさせる場所です。
さりげない看板がオシャレで印象的です。
さりげなく立つ看板。現存する競馬場もすぐそこ。
川崎競馬場が嘗て全国でも有数の紡績工場と言われた富士紡績工場跡地に作られたことは意外に知られていない。1920年頃「富士瓦斯紡績」には、1000人もの沖縄出身の女性が働いていたことも既に人々の記憶から遠ざかりつつある。日本の近代工業化を牽引した紡績業は、その労働者として多くの女性労働者を女工として遠隔地から雇い入れた。富士瓦斯紡績川崎工場は1915年(大正4年)に操業を開始以後、昭和初期まで多い時で6000人前後が働いていたという。そのうち沖縄からの女性労働者が1000人というのはさすがに多いです。当時、沖縄では大正期に砂糖価格の暴落が生活に打撃を与え深刻な食料不足状態に陥っていた時代背景もあります。もうひとつ知られていないのは、富士紡績工場が作られる前の大正初めなんと競馬場でした。
名前 |
川崎歴史ガイド「富士紡績と競馬場」 |
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ジャンル |
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住所 |
〒210-0808 神奈川県川崎市川崎区旭町1丁目14−13 徳泉寺前 |
評価 |
4.0 |
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大正の初め、競馬場跡地に富士瓦斯紡績工場を建て、川崎の工業都市化を進めた。戦後に再び競馬場になる。