稲荷神社の奥に潜む秘密の社。
矢ケ崎稲荷神社の特徴
狭い路地を抜けて明るいトタン葺木造の社が佇む、歴史的な神社です。
近隣の碑に記された二見屋甚八に由来した、由緒ある稲荷神社の一つです。
住宅地の奥に位置し、地域に密着した神社の雰囲気を楽しめます。
住宅に挟まれた路地を進んだ奥の石鳥居をくぐった先にトタン葺木造の社があります。地蔵尊や庚申塔が安置され、説明板に「この石仏群はもと矢ケ崎村、現在の国領7丁目にあったものを安置し祀ったものである。・・」とあります。地蔵尊の台座に「明和3年(1783)」銘が刻まれていました。稲荷大神の創建年や由緒は分かりませんが、江戸時代から地元の方々が崇めてこられたと思われます。
| 名前 |
矢ケ崎稲荷神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
090-5481-5232 |
| 営業時間 |
[水木金土日月火] 24時間営業 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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矢ヶ崎とは、本近くの稲荷神社に立てられた碑に記名された二見屋甚八の江戸以前の苗字ですので、こちらも同様に立てられた稲荷神社、もしくは、近すぎる位置関係から察するに、当時は同じ境内の中にあったのかも知れません。また、建立の天明三年癸卯(みずのとう)は、1783年。奏建の前年より、日本近世最大規模と言われる天明大飢饉がおこり、また、2ヶ月前には浅間山大噴火に見舞われる、大波乱の時代でした。当時の人々が宇迦之御魂神に願う豊穣の想い、その全てを受け、住宅街の隙間に静かに佇み、見守ってくださっているように感じます。