現存する唯一の茅葺教会へ。
旧 手賀教会堂の特徴
1881年に移築された、現存する最古の教会堂です。
手賀沼の近くで見られる珍しい藁葺き屋根の教会です。
ロシア正教会の建築様式を感じられる貴重な文化財です。
久しぶりに立ち寄ってみました。手賀あけぼの橋から1.5km、歩いて20分ほど。手賀沼散歩のついでに丁度良い距離です。写真は、みなさんのきれいな写真があるのでそちらをご覧ください。ここは、現存する日本で唯一の転用教会堂で、東京お茶の水のニコライ堂で有名なニコライ大司教の足跡を感じられる場所です。カトリック、プロテスタント、東方正教会の3大キリスト教のひとつ東方正教会(日本正教会)の施設でした。今は静かな場所ですが、その昔は、国から払い下げられた田を中心に裕福な家々が並んでいた様です。その当時は、経済的にも時間的にも余裕があり、海外の知識や文化を欲していた様で、ロシア正教を通してそれら得ようとしたことが、きっかけみたいです。そんな財力を生かし、元は別荘であった建物を教会堂に転用した建物です。ニコライ大司教が訪問した時、眼下に手賀沼が広がり、水面を抜けた風が建物の中を流れていたはずです。今でも、その風の心地よさは感じられます。イコンも残されており、静かな祈りの場所であったろうことがうかがえます。庇には雨樋はなく、雫が下の玉石を濡らし輝いているのは、昔も同じだったかもしれません。屋根に設置されたカラス除(よ)けのワイヤーや、「え!、その瓶(かめ)をココに置く?(笑)」など、現代に引き戻されるところはありますが、とは言え、昔に思いをはせるのはいい場所です。
現存する日本で唯一の茅葺民家転用教会堂で、首都圏で現存する教会堂としては最古のものだそうです。外観からは教会堂らしさはありませんが唯一洋風の半円アーチ窓の十字桟が教会らしさを感じます。曜日ごとに変わる案内人がいるようで施設の説明をしてくれます。写真をたくさんUPしましたので参考にしてください。きちんと駐車場が完備されています。
12月にツーリングで寄りました。茅葺き屋根の教会は現在残っている建物はないらしくとても貴重な建物だと教会を管理している方に説明を受けました。教会の中も入る事が出来て明治時代に建てられた歴史を感じる事が出来ました。見学者にはポストカードを頂けるようです。柏市にこの様な教会がある事が驚きでした!
バスなら柏駅から布瀬行きに乗り「手賀」バス停下車徒歩5分くらい。ただ、便数が少ないので、湖北駅南口からバスに乗り、「湖北台5丁目」徒歩30分くらいで到着する。車なら、北側の段下に数台分の駐車場がある。開館は10時から。玄関口に来館の記載をして入館しよう。職員さんから、非常に丁寧な説明がある。小一時間は覚悟したい。建物自体は、明治初頭に近隣の富豪達が入信し、地元にあった隠居所?を買い取って今の場所に移築して教会にしたものとのこと。明治中期にはお茶の水のニコライ聖堂を建てたニコライが実際にこの地に来訪して布教活動をしたらしい。正教の特徴である聖像画「イコン」は日本で最初のイコン画家になった山下りんの作?であり、現在はその写が飾られている(イコンには署名できないらしい)。職員さんの山下りんの生い立ちから晩年に至る話しはとても面白い。晩年の逸話などここでしか聞けないので余裕を持って視察してもらいたい。建物は非常にシンプルだ。質素であり、外観からは宗教施設だと見分けることはほぼ不可能だ。正教の教会は上から見て十字になるような構造にするものだが、間取りは普通の日本家屋である。礼拝場所のみ厳格に作法に従っている。茅葺の教会はここにしかないらしい。民家を最小限の改築で教会に設え、ほぼ100年守り通したことに敬意を表したい。教会としての機能は近隣に新教会を建ててそこに移し、今も数軒の信者の方々が守っているとのこと。これからも末長く維持してもらいたい。貴重な文化遺産だ。
🏚️『現存する日本で唯一の転用教会堂』として、千葉県指定文化財(建造物)であり、柏市指定史跡である。◇案内がないとただの古民家にしか見えないが、ハリストス正教会として、あのお茶の水の「東京復活大聖堂(ニコライ堂)」が1891年竣工なので、それよりも歴史が古い‼️見ていて、「隠れキリシタン」のイメージを持った。◇手賀沼の最東端の高台に位置し、車🚙がないとなかなか行けない場所にある。◇現「手賀教会堂」が近くにあるが、中には入れないし、外観では分からない。案内板も薄れて見えないので、訪問することはお勧めしない。◇駐車場🅿️が6台分のあり。駐車場の真上の高台が「旧 手賀教会堂」である。2022年4月12日(火)に柏市の街歩きで訪れた。\u003c案内板の内容\u003e●旧 手賀教会堂◇旧手賀教会堂は、明治14年に近隣の茅葺屋根の民家を移築・転用 したもので、現存する転用教会堂としては、日本で唯一、最古のもので す。 明治33年にはそこに半円アーチ窓や左右対称の聖堂 (至聖所)が 増築され、和洋折衷の教会堂となっています。◇戦時中からは疎開してきた家族が住んだ時期もありましたが、その 後、人が住むこともなくなった教会堂は破損がすすみ、昭和49年、新たな場所へ教会堂を新築することになりました。◇昭和50年、当時の沼南町長により文化財としての価値を見出された 旧教会堂は、修理工事を受け生き長らえることができたのです。◇それから45年が経過した令和2年度、再び大きな保存修理工事を 行いました。その際には、工事に伴う調査により明らかとなった 「居住 をしながら教会堂が維持されていた、昭和初期~中期の様子 」 の復旧 整備をコンセプトとしています。◇かつて教会堂にはイコン (聖画)が掲げられていました。そのうちの 3点は日本初の女流イコン画家である山下りんの筆です。◇山下りんによる3点は新教会堂に移され、今も崇敬されています。 (通常拝観することはできません)令和3年吉日 柏市教育委員会。
1881年に民家を移築、転用した旧手賀教会堂は、首都圏で現存する最古の教会堂として千葉県指定文化財と柏市指定史跡になっています。見学は無料ですが、入場者の名前、居住する都道府県と市区町村名、連絡先電話番号を記入するようになっています。教会が建てられた頃、すぐ目の前には沼があり、教会からの眺めも良かったのではないかと想像できます。
湖北駅から歩いて辿り着きました。茅葺き屋根ですが、かつての祈りの場です。山下りんによるイコン画はレプリカですので撮影可能です。
このような施設を実際に見るたびに思うことは、どうしてこの場所?という疑問です。集落の奥まったところで、ふつうでは出会うことすらむずかしい。しかし北海道経由で関東に入り、ロシア正教を諸人に広めようとお越しになったニコライさんは、こちらを選んだ。まさに天啓を授かったのでしょうね。ニコライさんの天啓に、少しでも近づこうと思い、周囲を歩き回るもわたくしには降りてくるものは無し(笑)ただこちらの集落は、日本の原風景的な田舎の佇まい。きっとどなたでも、ホッとしてこころが落ち着く場所である、とは感じました。ニコライさんもそうだった、と思いたい管理の方とお話ができて、勉強になりました。直近に駐車場を整備していただき、便利になりましたね。ありがたいです😃
千葉県の指定文化財に、建物と絵画が指定されています。茅葺き屋根が目を引く、現存する日本で唯一の転用教会堂として残っています。当時の沼南町の町長が文化財としての価値を見出だしてくれ、修理を繰り返し現在に至っている様です。柏市になってからも大事にされて、貴重な建物や絵画が拝見出来る事はとてもありがたく思います。受付の方の丁寧な解説で、素敵な一時を過ごせました。
名前 |
旧 手賀教会堂 |
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ジャンル |
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電話番号 |
04-7160-9770 |
住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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HP |
https://www.city.kashiwa.lg.jp/bunka/about_kashiwa/culture/rekishi/shiteibunkazai/ken/kyokaido.html |
評価 |
4.5 |
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手賀沼にはサイクリングでしか来たことないけどその奥の高台にまた目は古民家、中身は御茶ノ水で目立った存在のニコライ堂と同じ正教会の教会(旧教会)があるのは知らなかった。複製画だけど日本では珍しい明治期の女流画家山下りんのイコン画まで飾られてる。2020年にほぼ廃墟の状態から直されたとのことだけど雰囲気は当時のまま。畳が新しいくらいで柱も土壁も年代を感じるし、はめ込まれたガラスは当時のものを使っている。人が少なければ自転車やバイクであれば近くに止めても良いとのことだけど基本的に駐車場は200m離れた共同墓地の駐車場を使う必要がある。