稲葉山の歴史を感じる美歎。
美歎神社の特徴
元々は稲葉山山頂にあった式内社で、歴史を感じる場所です。
刀鍛冶が存在した地域で、鉄の加工の歴史が息づいています。
奥三谷から宮の前に移った人々の足跡が残る神社です。
現在の美歎は古代は稲葉山の山頂付近の(奥三谷)から(宮の前)に移り住んだ人々が現在地に集落を作りました。山頂付近の生活は人口の増加で不便になり今の場所に落ち着きました。「美歎神社」は三神を奉る「式内社」です。二神は天照大神由来の武勇の二神と美歎の(空ケ滝)に鎮座の水の神(市杵島姫命・いちきしまひめ)の三神を合祀しています。鳥居から少し見上げた位置に拝殿本殿の端正なシルエットが見えています。集落の中央付近を流れる美歎川の橋の袂に大きな常夜燈が建っています。そこを高岡方向の山並みに沿って行くと直ぐに「美歎神社」が鎮座です。谷と谷とが狭まっているせいで日が落ちていくのが少し早いように感じます。近くではトラクターのエンジン音がずっと響いていました。
| 名前 |
美歎神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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式内社の村社元々は宇部神社の背後の稲葉山の山頂付近にあったといい、刀鍛冶が近世までいたというから、弥生時代の頃には半島から仕入れた鉄を加工する集団がいたのかもしれないと思いをはせる。宇部野山から木原に通ずる修験道の道が尾根沿いにあったというから、旧社地が山頂付近にあったのもおかしくない。実際に平時範記での宇部神社からスタートする国司巡礼で最後に夜遅くに到着した神社でもある。神饌幣帛料供進神社氏子戸数 六十戸(鳥取県神社誌)