急坂を乗り越え、南朝の巨大山城へ。
羽黒山城跡の特徴
体力に自信のない方にはオススメできない急な坂道が印象的です。
南朝から戦国期までの遺構が良く残る巨大な山城です。
登山道は危険が伴い注意が必要ですが、挑戦する価値があります。
山頂に眠る南朝〜戦国期の巨大山城です。南朝時代、公家の春日顕国、戦国期に大塚氏が入り佐竹氏に滅ぼされて笠間氏が城主を努めたとされています。羽黒山山頂付近に無数の郭が連郭式に並び土塁と空堀で固めている。土塁の横矢掛けは無いが櫓台と思われる出っ張りに横矢がかかってます。主郭は羽黒山二所神社が鎮座しており、周囲を囲む土塁には石積も見られる。メインディッシュは城最深部にある台地を断ち切る巨大な大堀切でしょう。空堀の先には谷がありこちらの守りは万全。これは絶対見るべき遺構です。その先の藪を抜けると出城?の棟峰城に辿り着きます。登城口は緩やかな参道ですが、途中から山頂直下まで急勾配な直登なのでトレッキングシューズと軍手の着用をオススメします。夏は藪漕ぎ必須、冬場がオススメ♪駐車場はありませんが参道前に2台程停められます。
2023/2/26西側麓の鳥居から真っ直ぐ登るだけ、なのだか、段々急になりかなり厳しい。左手に浅い堀切が見えたら城跡。この堀切の周囲はかなりしっかり切岸されている。この上の曲輪は進むにつれ削平され、最後は堀切で次の曲輪へ。この曲輪はかなり高い土塁に囲まれており、なかなか感動もの。さらに切岸を登るとなにやら馬出しのような堀に囲まれた小さな曲輪の上が、いよいよ主郭。感動もの。周囲は完全に土塁が遺り、土塁の内側には石積が見られる。まじで素晴らしい。主郭の奥の曲輪はこれまた丸馬出しのような造りで痺れる。そしてフィナーレは笹薮を越えた先の大堀切。これまじで感動するレベル。いざ、棟峰城へ!
登山道の急坂は危険で注意が必要です遺構は良く残ってますが、神社のある郭以外は藪です。その先は道が不明瞭で藪ですが大堀切は見事です棟峰城への道も更に不明瞭ですので念の為、方位磁石など見ながら歩いてください。
入口のフェンスを抜けて、登っていきます。が、上の方は、ロープにつかまっての急登です。勾配が緩むと左に堀切が現れます。広い道を進むとまた、堀切りが有ります。(この道は、帯郭か犬走りかも?)左に登っていくと、小社が内側が石垣の土塁に囲まれています。(本丸)北へくだっていくと。ちいさな郭、堀切り、平場、堀切り、大きな平場が有って、それぞれに土塁がありました。大堀切を土橋で渡って下ると鞍部に出ます。此処からが棟峰城域になります。登っていくと、堀切を3本横切り平坦部に出ます(土塁が少し)このさき一段下がって、平坦な山稜になっています。(やぶ)4年前には有った筈の山名棟峰城のプレートを見かけませんでした。尚、入口の諏訪古墳も探しましたが、判りませんでした。地元の人も知らない、とのこと。羽黒山から棟峰城へのルートは薮で不明瞭なので御注意を。
西麓から登山道があります。緩やかな坂道はやがて急坂になり、てっぺんまでほとんど真っ直ぐに伸びています。ロープにつかまりながら何とか登り切ると羽黒山城跡へ。全体的に藪になっていますが、城跡はよく残っていると思います。本丸跡には朽ち果てた神社がありました。山の名前からして羽黒神社ではないかと。立派な土塁が取り巻き、内側を石積みで補強しています。北東尾根へ続く道は矢竹がびっしり生えており、道を探すのに難儀しました。少し藪が薄いところが道となります。道標などがないので迷いやすいかもしれません。北東へ5分も歩けば棟峰城跡があります。
| 名前 |
羽黒山城跡 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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途中が急な坂があるのでロープに捕まりながら登る事になるので、体力に自信のない方にはオススメしません。