越将軍塚古墳、490mの絶景。
越将軍塚古墳の特徴
越将軍塚古墳は標高490mの山上に位置しており、見晴らしの良い場所です。
善光寺平南部の沖積地に臨む、壮大な大円墳として知られています。
長野市と千曲市境の自然豊かな山腹に位置する史跡です。
長野市と千曲市境の山腹頂に立地しています。長い間、前方後円墳として考えられていましたので千曲市の森将軍塚、倉科将軍塚、土口将軍塚、長野市の川柳将軍塚と同じ将軍塚の冠を称しています。昭和に入ってから石室と外周調査の結果2壇の円墳と判定されたそうです。ただ東方面に小高い四角い区画があります。山頂からの眺めは、森将軍塚に劣りません。むしろ千曲市から坂城方面、長野市まで見渡せる好ロケーション地にあります。篠山遊歩道沿いにあります。下の村から20分程で、越将軍塚があります。少し下れば横穴式石室を有する塚穴古墳があります。長野県考古学会の遺跡番号5593です。
| 名前 |
越将軍塚古墳 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[火水木金土日月] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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越(こし)将軍塚古墳は、善光寺平南部の沖積地に臨む、標高490mの地点にある山上立地の大円墳です。ここからは、北に塩崎・篠ノ井遺跡群と中郷神社前方後円墳・川柳将軍塚古墳、東に千曲川を隔てて屋代・粟佐の遺跡群、森将軍塚古墳・有明山将軍塚古墳・倉科将軍塚古墳・土口将軍塚古墳を望む事ができます。この古墳は長い間、前方後円墳とみられてきましたが、昭和47年(1972)の実測調査と昭和53年(1978)の長野市教育委員会の石室再発掘によって、竪穴式石室を持つ円墳であることが判明しました。墳丘は屋根上に築かれており、径33m、高さ6.7mで周溝(①しゅうこう)を巡らせています。中腹一帯に幅1mの段築があり、墳丘のすそ部周辺に根石があります。内部主体の竪穴式石室は南北に主軸をとり、割石を小口積みにしています。石室の規模は、上縁の長さ6.2m、北の壁幅1.4m、南の壁幅1.2m、高さ0.7~0.9mで、安山岩を用いていますが、赤彩の痕跡はなく、床面には円礫が敷きつめられています。遺物には滑石(かっせき)製小玉・小鉄片・円筒埴輪や、土師器の杯・甕などがあります。築造年代は5世紀とみられ、この古墳から出土したと推察される5世紀代の仿製(ぼうせい)内行(ないこう)花文鏡(かもんきょう)一面があります。