福島と栃木、境の明神へ。
境の明神(福島県側)の特徴
福島県と栃木県の県境に位置する神社が並んでいます。
陸羽街道沿いにあるため、歴史的な背景を感じられます。
旅の安全を祈願するための信仰の対象となっています。
境の明神、みちのく側には中筒男命が祀られている。関の外側は男の仕事ということらしい。内と外の二つの関でワンセットすなわち二所ノ関となる。
陸奥国(福島)側の神社です。木造の古めかしさが歴史を感じさせる以上に、ピーンとした空気感が伝わってきます。かつて、多くの旅人がここで旅の安全祈願をしたのでしょう。車の往来が多い割に歩道がほとんどないので、気をつけてください。
文禄四年(1595)、会津領主蒲生氏により造営され、白河藩主本多能登守により改修されたという記録があるが、天保三年(1832)、火災により焼失。弘化元年(1844)、再建された。從是北 白川領、の石柱が、道をはさんだ、向かい側にあり、石垣の上に、社が鎮座されている。石段をのぼると、狛犬阿吽像が、左右にあり、右側、阿形像は、力強い前脚をふんばり(爪も鋭く、刻まれている)、大きな口をあけて、あごひげが刻まれ、立派な獅子鼻で、目は、栃木県側境の明神の狛犬より小さい。肩のところのすじ毛が長く、最後は、うずを巻く。背中からのすじ毛、尾からのすじ毛は、長く刻まれ、流れる。尾のすじ毛は、左右に別れる。左側吽形像も、太い前脚をふんばり、肩からのすじ毛が、最後に、うずを巻き、背中からのすじ毛、尾からのすじ毛は、長く流れる。鳥居をくぐり、玉垣を越えると、右側に、垂木も刻まれた、大きい石灯籠一基。明治四十一年(1878)八月建、刻の、春日灯籠一基。慶應二年(1866)二月吉日、刻の、柱が丸く、柱の上下が少しくびれる、大きな石灯籠(白川石工 音吉 卯吉、 と刻まれている)一基。台座のレリーフは、獅子である。左側に、手水盥。垂木の刻まれた、石灯籠一基。右側の、柱の丸い、上下が少しくびれる、大きな石灯籠と、同じ造りの、明治七年((1874)第一月建、刻の、石灯籠(レリーフは、竹と亀??)、明治七年(1874)第一月建、刻の、大きな石灯籠(レリーフは龍)一対。石の祠が二宇あり、句碑、歌碑がつづき、古峯神社、の碑、金刀比羅神社、の碑がある。山門があり、くぐると、境内には、石灯籠が数多ある。元治元年(1864)九月吉日、天保四年(1833)九月、安永七年(1778)三月吉日、宝暦五年(1755)九月吉日、元治元年(1864)、天保十二年(1841)、などが刻まれている。その奥に、真ん中に、住吉明神の大きな祠、左に、稲荷社、右に、天満宮の小さな祠がある。両脇に、常夜燈の柱だけがある。石灯籠の製作年や寄進者、句碑、歌碑を詳しく調べてまとめたものがわ山門に掲示してあり、歴史好きにとっては、素晴らしい!境の明神ポケットパークにある、昔の町割り図も素晴らしい!塩田屋跡、堺屋跡、道路の向かい側に蔦屋跡、冨士屋跡、水戸屋跡、仙台屋の石柱、南部屋の石柱があり、素晴らしい!玉津島明神(女神・衣通姫)と住吉明神(男神・中筒男命)は、国境の神、和歌の神として知られ、女神は内(国を守る)、男神は外(外敵を防ぐ)という信仰に基づき、祀られている。このため、陸奥、下野ともに、自らの側に、玉津島明神を祀り、反対側に住吉明神を祀る。
境の明神は、白河市と栃木県那須町の県境に二社並立している神社の通称である。 白河から見ると、陸奥側(白河市)には玉津島明神(女神・衣通姫)、下野側(栃木県那須町)には住吉明神(男神・中筒男命)が祀られている。 社殿については、会津領主蒲生氏により造営され、白河藩主本多能登守により改修されたという記録があるが、現存する社殿は、火災による焼失のため、弘化元年(1844)に再建されたものである。 松尾芭蕉の奥の細道俳諧紀行で、みちのくの第一歩を記した場所として句碑や歌碑が建立されているとともに、大名家や商人から多くの燈籠が寄進されていることから、陸奥・下野の国境である境の明神として重要な場所であったことがうかがえる。 また、神社の向い側には、南部藩出身と伝わる一家が営んだ「南部屋」と称する茶屋跡や、松平定信の時代に建てられたという「従是北白川領」と刻まれた石柱がある。 境の明神は、明治期の道路拡張などの手が入っていながらもなお、江戸時代における奥州街道沿いの国境の景観を色濃く残し、陸奥国の玄関口としての白河の近世史を語る上で、重要な史跡である。
夏の甲子園で話題となった白河の関とは対照的に、訪れる人も少ないようです。芭蕉と曽良が通ったこの場所、旧奥州街道は、大型トラックの往来も多く、下野側の明神との徒歩移動には注意が必要です。峠のカーブで、見通しが悪くなっています。陸奥側の明神の北側に、舗装された駐車場があります。
国境に二社が並立して存在する旅する人々によって道中安全の神として信仰の対象になった(案内板より抜粋)訪問日:2022/8/19
以前から気になっており、やっと訪れることができました。福島県白河市と栃木県那須町の県境に並列するように明神があり、とても神秘的な場所でした。特に福島県白河市側の明神は木造の建物が現存しており、石の灯篭もあります。白河小峰城や南湖公園も良い場所ですが、この場所も訪れてみて、損はない場所です。福島県白河市側及び栃木県那須町側のどちらにも駐車場があり、車を駐車して訪れることができます。ただし、案内の看板が道中になく、いきなり駐車場の看板がでてくるため、通り過ぎてしまわないようにと車の通行量が多いので写真を撮影する際には注意が必要です。
ナビは全然違うところへ案内されました。周辺に見当たらなくて少し車を走らせて探してみたけど辿りつけなかったので、諦めて帰ろうとしたら、たまたま帰り道の途中に(^_^;)結果オーライでしたけど。神社の雰囲気はとても好きです(*^^*)
福島県と栃木県の県境にあって、県境を挟んでそれぞれの県側に境の明神があります。福島県側に駐車場があります。
| 名前 |
境の明神(福島県側) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[土日月火水木金] 9:00~16:00 |
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
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福島側にちょっと走ると駐車場がありました。