小鹿田焼の里で歴史を感じる。
小鹿田焼の里の特徴
一子相伝の手仕事が色濃く残る、小鹿田焼の里で伝統を体感できる場所です。
現役の唐臼が動く貴重な民芸窯で、素朴ながら魅力的な焼き物に出会えます。
飛び鉋や刷毛目のデザインが人気で、普段使いできる器が多く取り揃えています。
湯布院の道の駅で買った飛び鉋の皿がもっと欲しくなり、福岡からレンタカーで向かいました。ナビが案内する宝珠山方面からのルートが2本とも通行止めで、日田市内まで南下してから「小鹿田焼の里」に向かうことになりましたが正解だったように思います。後でストリートビューで見ると離合が難しそうな道が続いているようです。日田方面から北上し、いったん皿山トンネルを超えてから右折すると「小鹿田焼陶芸館」があり、ここに車を停め陶芸館を見てから各窯元をまわりました。民陶祭の直後の金曜日だったので、人もまばらで品物もとても少なかったように思います。ただ、その分ゆっくりと見て回ることができましたし、気に入ったものをいくつか買えて満足です。狭いエリアなので、歩いて回る苦労はないと思います。駐車場はいちばん上といちばん下に、それぞれ10数台分ありました。
祝日の朝早く行きました。まだ開いているお店も少なかったですがゆっくり散策できました。川に沿ったごく狭い範囲の集落がこの陶工の里です。車を降りると唐臼のぎいい‥という音と絶え間なく流れる川水の音、薪の燃える匂いにまず感動しました。村全体が焼き物を生み出すために一体となって黙々と動いている様子に感動しました。数百年間、色々な時代を経ても変わらず一つのものづくりをされている事、本当に驚嘆に値します。こんな場所は他にはないのでは。人と自然が一緒になって作られた小鹿田焼の魅力は一口では言い表せないし、たくさんの人の心をとらえて離さないのも納得です。
自然に囲まれた閑静で雰囲気の良い場所でした。小鹿田の里では10か所程度の窯元があり、焼き物や陶芸好きには良い所だと思います。いくつかある窯元の中で坂本窯元さんに訪問。あまり焼き物に詳しくはないですが、とても良い皿や湯飲み等あり素晴らしかったです。応対も懇切丁寧でとても良い時間を過ごせました。
日田駅周辺からクルマで約30分日田の里山に窯元が点在する小鹿田焼の里昭和にタイムスリブした様な町並みはまるで日本の原風景土を川の水力で細かく砕く臼や間近に登り窯を見学出来たり…土で汚れた陶工さんが行き交ったり…写真の手に持った器は「訳あり商品」で¥500とびがんなのデザインが気に入り自分用に購入良い意味で「里」感満載のずっとこのままで有り続けて欲しいそんな素敵な場所です。
近くに行く際は必ず立ち寄ります。小鹿田焼の焼き物は以前は沢山購入できましたが、最近は全国的人気上昇とともに、窯元で展示されているものが少なく、焼き物を購入する事が目的であれば日田の専門店などを訪れた方が入手しやすいかもしれません。ただ小さなこの地に訪れて、昔と変わらない手法で今も大切に作られている景色は見ものです。川沿いの小さな焼き物の町はタイムスリップした気持ちになれます。一軒だけあるお蕎麦屋さんも大変美味しいです。
器や人の温かさが旅人に伝わってくる素敵な焼き物の里。唐臼の音が里内に響き渡るのもとても心地よい。
小鹿田焼(おんたやき)は、大分県日田市の山あい、皿山を中心とする小鹿田地区で焼かれる陶器です。その陶芸技法が1995年に国の重要無形文化財に指定され、2008年には「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観として選定されています。外界から寸断されたような静かな雰囲気と「ぎぃ~ごとん」という唐臼の音が山間に響いています。この音は『環境省選定『残したい日本の音風景100選』に選ばれました。大晦日以外この音がやむことはないそうです。小鹿田焼には窯元が10軒ありますが、これ以上窯元が増えることが無く、また減ることもないそうです。弟子をとらない、職人を雇わない、機械を使わないというしきたりを守り続けてきた小鹿田の人々はある意味少数民族を思わせます。1976年、カナダ人のマーティン・グロスという方が、日本の伝統的窯場に魅了され、この小鹿田の地で撮影した「Potters at work」 というドキュメンタリー映画もあるようです。
まだ雪が残る平日の昼に訪れました。山間にひっそりと民窯が点在し現役の唐臼の音が響いていて、とってもステキな場所でした。各窯元さんそれぞれの作品が素朴で温かみのあるうつわばかり。暖かくなったらまたゆっくりと訪れたい場所です。
趣のある集落の中に趣のあるお食事処があります。ざるそば美味しかったです。漬物も美味しかったです!焼き物を見てゆっくりと過ごす時間がとても心地良かったです。
名前 |
小鹿田焼の里 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0973-29-2020 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.3 |
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一子相伝の伝統民芸 小鹿田焼絶対見るべき変わらない手仕事の歴史がここにある。