重森三玲の庭、春秋特別公開。
龍吟庵の特徴
東福寺の奥に位置する特別な仏教寺院、龍吟庵の威厳ある建築です。
重森三玲作の枯山水庭が印象的で、感動的な景色が広がっています。
春と秋に特別公開される貴重な機会をぜひお見逃しなく。
20年12月2日に訪れました。「東福寺」方丈庭園からすぐのところにあり、渓谷・洗玉澗に架かる「東福寺三名橋」の一つ、偃月橋(えんげつきょう)を渡って行きます。方丈は室町時代初期の作で、日本現存最古の方丈建築で国宝に指定されています。方丈には南・西・東に三つの枯山水庭園があり、作庭家・重森三玲(みれい)の昭和39年(1964年)の作です。方丈正面の南庭「無の庭」は白砂敷きのみの簡素な庭園です。西庭(龍の庭)は龍が海中から雨雲と共に昇天する姿を石組で表しています。白砂は海、黒砂は黒雲(雨雲)、石が龍を表しています。東庭「不離の庭」は開山・大明国師が幼少期に、二匹の犬がオオカミの群れから国師を守ったという故事にもとづいて作庭されました。東庭の真ん中の長石が幼少期の国師、前後の白黒の二石が二頭の犬、周りの石がオオカミの群れを表しています。丁寧でわかりやすいガイドを聞きながら建物や庭園を見て周りました。枯山水庭園の見方が変わる、おすすめのお寺です。
特別拝観待ちですね。(現在コロナ禍で中止)
3/14-16と11/10-11/30くらいに特別公開されます。貴重な室町時代の建築と庭園です。重森三玲のいくつかの20cの庭も、古典をしっかり踏襲しながら創意を織り込んだ芸術的に素晴らしいです。
通常非公開、春と秋の特別拝観の時に公開されます。東福寺の方丈のすぐ裏手にあたりますが、訪れる人はそれほど多くない穴場です(小さな所ですが、拝観料が千円するのでそれも原因かも…)。寝殿造と書院造を折衷した歴史的に価値がある建物で、3つある石庭もそれぞれ美しいです。係員さんが説明してくれるので、それを聴くと庭の意味もよく分かります。ところで、Googleマップで道順を検索すると、2020秋現在、全く違う道が表示されます(花手水で有名な勝林寺方向のさらに先の住宅街)。こちらから入れる道はありません。正しくは、東福寺の方丈の横の道を奥に進み、左に曲がると橋が見えるので、その先になります。この橋からも紅葉が美しいです。
インパクトのある枯山水のお庭です。独特の赤砂と白黒の砂を利用され装飾性とのある枯山水式庭園。
良い時間帯に行ったようで、作務衣を着た女性の語り部が龍吟庵の事を丁寧に説明してくれました。※国宝東福寺三世大明国師無関普門(南禅寺開山)の住房跡兼塔所(墓所)だそうです。全部の言葉は記憶していませんが、私が好んで行く南禅寺は臨済宗のなかでも別格だと仰っていました。最後に案内された赤い庭の土か石(たぶん石です)は後から置かれたものだそうですが、そこにも物語が有り大変面白かった・・・。次は初夏に行ってみたいと思います。
東福寺の奥にある国宝方丈建築の龍吟庵(りょうぎんあん)。秋だけ特別公開されているようです。南、西、東庭に枯山水が配されています。砂の色を変えた配色が珍しいですね。南庭(無の庭)は、方丈の前庭で、白砂を敷いたシンプルな庭、西庭(龍門の庭、清光苑)は、龍吟庵の寺号に因んで、龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿を石組みによって表現している。白砂と黒砂をうまく組み合わせて作られてます。東庭(不離の庭)は、大明国師が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという故事を石組みで表しているとの事です。時計回りに隣の石を追いかけている様に見えます。ここには、鞍馬の赤石を砕いたものが敷かれており、独走的な感じがします。人も少なく、じっくり拝観可能です。
東福寺の中にひっそりとあります。秋だけ公開しているのかな?東福寺は人でごった返していましたがこちらは人もまばら。ですのでその分、のんびりできました。自分は重森三玲の枯山水庭園のなんじゃらかんじゃら‥‥と言うのはよく分かりませんが、この庭園がいいのは見てすごく分かりました。秋の京都、人が多くて疲れもピークだったので、ほんとに癒されました。おススメですね👍
橋を越えて行きます。普段はしまっているようです。
名前 |
龍吟庵 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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東福寺塔中の一つです。方丈は室町時代初期の作で、応仁の乱以前の古制を残す日本最古の方丈建築で書院造りと寝殿造りの手法が融合した名建築といわれています。また、方丈の東·西·南に配置された三つの枯山水庭園「無の庭」-「龍の庭」-「不離の庭」は昭和の天才·森重三玲の手による名園中の名園です。東福寺の方は観光客で混雑していますが、塔中の方はゆっくり見学できます。普段は非公開の為、特別拝観時ぜひ訪ねられること、お薦めします。