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千音寺の七所神社と同じく佐屋街道沿いにある七所神社のひとつ。「愛知県神社名鑑」によると、こちらの祭神は以下。熱田本宮:天照大神(アマテラス)八剣宮 :日本武尊(ヤマトタケル)日割宮 :迦具土神(カグツチ)高倉宮 :成務天皇(セイムテンノウ)大福田宮:大福田氷上宮 :宮簀媛命(ミヤズヒメ)源田夫宮:乎止与命(オトヨ)同書によると「貞享3年(1686年)11月尾陽城主依貴命御屋根替」とある。尾陽というのは、高力猿猴庵の「尾張名陽図会」などに見られるように尾張の美称であろう。尾陽城主というのは尾張名古屋城主と思われる。1686年の尾張藩主は徳川光友。光友は寺社再建を行いすぎて財政が苦しくなったという。ここも光友により再建されたのかもしれない。いや、屋根替とあるから再建ではなく修復であろうか。祭神の割り振りは分からないが、他の七所社と違って天照大神(アマテラス)が祭神に加わっている。恐らく、熱田から勧請した七所神社の中では一番新しい神社であろうが、神社自体はかなり寂れていて鳥居には社名の扁額もない。明治時代の地図を見ると神尾村から少し東に離れた場所にぽつんと建っている。周囲の村の神社がいまは消えていたり新しい神社が建つ中で、ここだけ取り残されたような感じだ。今は地域の公民館程度には使われているようで、寂れてはいるが廃れてはいない気がする。