高野山の静かな美、歴史感じる西塔。
西塔の特徴
日本最初の多宝塔様式を誇る、816年設立の歴史的建物です。
金剛界大日如来が奉安されており、大切なロケーションとされています。
シンプルながらも存在感のある美しい外観は、訪れる人を魅了します。
木々に囲まれた歴史的な風貌は他にはない雰囲気を醸し出している。
壇上伽藍の西北の端に建つ多宝塔である。弘法大師空海が根本大塔と共に構想した塔で、後の光考天皇の仰せで空海が記した「御図記(ごずき)」に従って建立された。根本大塔と対になす。開創当時からのものと伝わる金剛界の大日如来像を中尊として、四方に胎蔵界四佛を配する。現在の建物は、五度の災禍の後天保5年(1834)に再建されたものである。(一般非公開)
816年弘法大師は高野山を真言密教の根本道場として定めその高野山一山の 総称として金剛峯寺と命名したそうですよ。
江戸時代末期、今から200年ほど前に再建された多宝塔です。木々に囲まれ、色合いもあり趣のある建物です。
東塔の優雅さ、大塔の壮大で優美な姿と比べて質素で幽玄さを感じます。京都の金閣寺と銀閣寺と同じ様な対比で、周囲や背後にそびえ立つ大木に違和感なく自然美との一体化は侘寂を感じられ個人的には西塔に惹かれました。
何度も訪れた檀上伽藍なのに、この西塔をまじまじと拝見したのは初めてでした。木造の塔としては最大のものであるようです。根本大塔は木造ではありませんのでこの西塔よりは大きいです。これからも末永く聳えていてほしいと思いました。
どういう役割があったかわかりませんが、見ていて落ち着きました。
はずれにあって高野山では目立ちませんが、大きさといい造りといいとても素晴らしいものです。
2023.2西塔西塔は、弘法大師の御遺志に従って第二世真然大徳が仁和三年(887)に健立された。現在の西塔は五度目の再建にかかる。天保五年(1834)欅材を以て柱間五間に五間として建てられた。方形の初層にこれを覆う裳層とその上に小さな覆鉢をおき、さらに大きな屋蓋で全体を覆う。柱は外陣に二十本、内陣に十二本、中心に四本、合計三十六本に中心柱を加えて金剛界三十七尊を象徴する。安置する五仏のうち中心は金剛界大日、周囲は胎蔵界四仏である。これによって金胎両部不二の深義をあらわす。
名前 |
西塔 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0736-56-2011 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.5 |
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日本最初の多宝塔様式だそうです。大塔等とは違い朱塗りされてませんので映えませんが木々に囲まれ静かに佇んでます。