暗闇坂の人喰いの木、ミステリーの舞台!
くらやみ坂の特徴
くらやみ坂は江戸時代の処刑場跡地で独特の歴史があります。
島田荘司のミステリー小説の舞台がある、特別なスポットです。
旧保土ヶ谷道に位置し、坂道は登るのが難しいです。
私が調べた限りでは、いま大きなマンションと隣接するもくせい公園のあたりがかつての戸部監獄で、処刑場は道を隔てた小さな公園の片隅あたりだったと思われます。今でも花を供え水をかえている方がいます。とても立派なマンションですが、住んでいる人はほとんど知らないんでしょうね。
島田荘司さんのミステリー小説「暗闇坂の人喰いの木」の舞台になった場所です。他の方が述べているとおり、幕末期から明治初期の刑場の跡とされ、祠もあります。地名の由来としては鬱蒼とした木々のため昼なお暗い坂だから、または馬で坂を登ろうとすると、急勾配のため馬を休ませないといけない坂だから(=鞍止み坂)などの諸説があります。最寄駅は京浜急行戸部駅で、徒歩で約10分強ほどですが、住宅街のなかにあるため位置は事前に確認した方がよいかと思います。もしくは横浜駅から横浜市営バス(103系統など)に乗車し、上原停留所で降りた場合は徒歩5分程度のアクセスになりますね。
学校横の明るい、緩やかな坂道です名前の謂れは不明です!
掃部山公園へ向かう途中に通りました。思ったよりも急な坂ではなくて良かったです。その昔はまっくらやみの坂だったのでしょうか。
このくらやみ坂を通って、戸部村と保土ヶ谷宿の往来に使われた生活道路、保土ヶ谷道と言われた道です。
江戸時代に関所と刑場があったと聞く、有名なスポット。名前の由来は諸説あり。江戸時代当時は木々が生い茂り、昼でも暗い(刑場もあるので、雰囲気も暗い)ので「暗闇坂」。もう一つは、鎌倉時代に源頼朝公がここを通りかかり(上記の木々もまだ背が高くなかったので)今の横浜港が一望できた為、この坂の上で臨時に休憩したところから「鞍休み坂」。源頼朝公が、今の戸部辺りに視察に来たのは、文献に残っているようなので、ありえなくはなさそう。
外国人が撮影した写真も残る処刑場があった所。今の処刑場跡の祠がある所より実際の跡地はもっと坂の上の方だったという古い証言が多い。
登るの大変でした。横いい景色。
旧保土ヶ谷道。
| 名前 |
くらやみ坂 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
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処刑場がかつてあり、その凄惨場面の写真を見ることができますが、多分、坂を登って行った左側の公園に、くらやみ坂と刻まれた石がありますが、きっとこの公園が、その場所でしょう。公園になる場所は、例えば、かつて火葬場があったとか、因縁のある場所が多いです。文化財があった所などもそうですが。いずれにしても、貴重な場所です。