源頼朝の祈願が根付く、逆さ銀杏。
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1180年、石橋山の合戦に敗れ房総に逃げてきた源頼朝は、源氏と縁の深い石清水八幡宮の別宮であったここ飯香岡八幡宮にて、源氏再興を祈願して「若しこれが活着すれば大願は成就されよう」として銀杏を逆さに植えたといいます。銀杏はきちんと根付きました。今でも青々とした葉をつけています。頼朝のその後の出世を見ると祈願は達せられたのでしょうか。
名前 |
飯香岡八幡宮のさかさ銀杏 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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房総に残る頼朝伝説のひとつ、石橋山の合戦に敗れて房総半島に逃れて来た源頼朝が、飯香岡で先勝祈願と源氏再興祈願をして、銀杏の枝を「戦に勝てるならば根付く」と逆さに植えたところ、銀杏は根付き源氏も無事に再興されたといういわれの逆さ銀杏である。電車で行くのならば、JR内房線・八幡宿駅西口から歩いて5分弱くらい、車で行くのならば、館山自動車道・市原I.Cから30分くらいのところにある、仕事運上昇、立身出世、逆境打破、資格試験合格、縁結び、子育てなどのご利益があると言われている神社である。駐車場へのアクセスは、白金通り沿いの八幡公民館前を通過→少し進むと左手にある神社入口へ進入→駐車場を示す標識の方向へ進む→柵の間を直進→突き当たったら左折→突き当りに舗装された駐車場(無料)が出現…となる。この飯香岡八幡宮は「一国一社の国府八幡宮」、あるいは、「国府総社」とも目される由緒正しき古社である。保元3年(1158年)の石清水八幡宮の諸国荘園官符にみえる「上総国市原別宮」とは、この飯香岡八幡宮であると言われている。源氏、千葉氏、北条氏、足利氏、徳川氏を始め、近隣に所領を持つ大名、旗本など武将の崇敬が厚く、徳川家康から社領百五十石を安堵され、格式十万石の待遇を受けたのである。社殿は本殿・幣殿(へいでん)・拝殿の順に並んでいる権現造(ごんげんづくり)で構成されている。この中でも本殿は最も重要な建物で、通常は中に入ることはできず、正面3間x側面2間の総丹塗(そうにぬり)や、銅版葺ぶきの屋根が印象的な入母屋造(いりもやづくり)で、太い木組や組物・彫刻・面取り角柱などの部材による力強く簡素な造りで、室町時代後期の特色を示していると言える。千葉県内の神社建築において重要文化財に指定されているのは、香取神宮の本殿と飯香岡八幡宮の本殿のみである。昭和時代の修理以来約半世紀経ち、随所に傷みが目立つようになってきたため、平成24年~25年にかけて修繕工事を行ない、往時の姿が蘇ってきて、大棟に配された菊と桐の紋章が燦然と輝いているのである。