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小屋取の いのちの石碑には『将来は 小さな子供に 今を伝える』の言葉が刻まれています。女川いのちの石碑を一つずつ訪れる中で、石碑を建てた中学生達は(震災当日は小学6年生)、女川町で起こった事を未来の女川町だけに向けたのでは無いと感じました。犠牲になった多くの人達の死を無駄にしたくない。全国各地で津波でなくとも毎年災害が起きている。災害が起こった時に備えて日頃からの避難の方法、たとえば家族それぞれ違う場所に居たときに、それぞれがどのように逃げて、落ち着いてからどこで集まるのか? などを話あったり、非常食を一ヶ所ではなく、車や職場などに分散させておくこと等、『災害は起きる』事を前提に一人一人が備えていれば、亡くさなくて良い命、救える命、救えた命があること。南海トラフ大地震が起きれば、静岡県から宮崎県までの広範囲で大津波が起きると予見されています。自分が生きてる時には起きなくても、子供や孫の生きている時代に起きるかもしれません。子供や孫が苦しむ姿を見たら平気でいられる人はいないでしょう。しかし、そう言った事を想像する事無く毎日過ごしている人が殆どだと思います。三陸には古くから『津波てんでんこ』の言葉や、大津波に遭う度に教訓を記した津波の石碑が造られて来ました。そんな三陸で、大勢の人たちが津波に。9年が経ち当時とは大きく変わった女川町ですが、震災遺構や変わり行く町を見る事で、その場に立つ事で、真剣に防災について考える機会となり、災害が起こったらこうすべき、と言った意識や想像力が働くと思います。この場に訪れる事の大切さ。多くの犠牲を犠牲だけで終わらすのではなく、これからの自分自身、未來を生きる子や孫の為に活かして欲しい。そして亡くなった人達に、この場所に来て手を合わせて貰えたら。そんな願いもこめられているんだと強く感じました。発案した中学生の皆さんが成人式を迎える迄に女川町の21ある全ての浜に石碑は建立されます。そしてその日は2020年11月22日です。