スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
湯殿山神社 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
2.0 |
山形にある修験道の霊地・湯殿山は、標高1500m、月山南西山腹に連なる、なだらかな稜線の山です。\ufeff出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、山岳信仰の対象で山自体に神が鎮まるものとし、古来より人工的な信仰の場を作ることを禁じており、本殿や社殿がない点に大きな特徴があります。\ufeff\ufeff明治以前、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)において神仏習合の信仰が盛んだった頃、月山は阿弥陀如来(過去)、羽黒山は観音菩薩(現在)、そして当時、三山に含まれていた葉山や薬師岳は薬師如来(未来)とされ、それらの加護と導きにより現在・過去・未来の三関を乗り越え、湯殿山の大日如来(三関を超越した世界)の宝窟に安住し、即身成仏(生きたまま悟りを開く)の妙果を得るというものであるといわれます。\ufeff一方、湯殿山は「三山」というよりもそれらを超えた別格のものとし、大日如来とされていました。\ufeff\ufeffこうして出羽三山において、観音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来の導きにより、現在・過去・未来の三関を乗り越えて、大日如来の境地に至って即身成仏を達成するという「三関三渡」の修行が行われていました。\ufeffこの修行においては、裸足で御神体(湯殿山)に登拝することが、大日如来と一体になる行為とされ、非常に尊ばれました。\ufeff\ufeff古来から湯殿山について「語るなかれ」「聞くなかれ」を慣わしとされ、現在も御神体などの写真撮影は禁止されています。\ufeff湯殿山神社の本宮では参拝の際、裸足になって祓を受けなければならず、俗世と隔離された神域として認識されていることが伺われます。\ufeff御神体は温泉の湧き出る巨岩で、現在でも多くの参拝客で賑わっています。\ufeff\ufeff松山町史で、この松山千石にある湯殿山神社について調べてみましたが、明治の神仏分離令以前にも何も記載がなく、由緒や創建年月など詳細は不明でした。\ufeffここに立派な拝殿や本殿がないのは、湯殿山神社本宮に習っての事なのかもしれません。\ufeff\ufeff御祭神:大山祇神(おおやまつみのかみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)