歴史が息づく、特別なひととき。
開基明栄が、西宝寺の条にある同寺二世明栄と同一人であるかどうかなど謎めいたお寺さん。西宝寺二世明栄は播州英賀御坊の本堂・山門を譲り受けて岡山に移し、西宝寺の伽藍とした事蹟を残している。ここ浄教寺の開基も明栄で、当寺は英賀保から寺を岡山に移している。両寺は同じ真宗であるものの、西宝寺は東本願寺、浄教寺は西本願寺というように派閥を異にしているのが謎。もしかしたら播州では同じ派の寺であったが、岡山に移る際東西の二勢力に分割されたものだろうか。浄教寺には享保二年に再建した本堂・山門、ならびに客殿・庫裡があったが、空襲を受けたとき焼失し、わずかに山門を一棟残すだけになった。戦後仏像を兼ねた庫裡を再建、伽藍を復興したのだが、訪れてみると手入れされておらず山門も塀も朽ちかけていた。塀は珍しい橙色で何とか後世まで残しておきたいものだ。
名前 |
浄教寺 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
086-272-3468 |
住所 |
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評価 |
2.5 |
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