源氏物語に愛される夕顔の墓。
源語伝説五条辺夕顔之墳の特徴
下京区の堺町通に位置する夕顔之墳石碑があります。
光源氏と夕顔の応答歌にまつわる歴史的なスポットです。
源氏物語ゆかりの場所として、多くの文学愛好者に訪れられています。
源氏物語は、紫式部さんの書いたフィクションですが、その登場人物の夕顔さんのお墓があります。どうも江戸時代に源氏物語ファンの方が、夕顔さんのお墓と社を建てたようです。ここの町名も「夕顔町」ですが、正確にいつから夕顔町になったのかはちょっと不明。しかし江戸時代の記録に既にゆふがを町と書かれた記録があるようです。 その後町名が変わったり元に戻ったりして現在の町名に落ち着いたようです。お社はしばらく後、取り壊されたそうです。 しかしお墓は残っているとか。民家の中庭にあるそうで、非公開です。 ですから存在は確認できませんでした。外から分かるのは、「夕顔之墳」(ゆうがおのつか)と書かれた石碑です。以前はこれも囲いの中にあり見えづらかったのですが、現在は囲いがなくしっかりと通りに立っております。
夕顔と光源氏の応答歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」(夕顔/源氏物語)「寄りてこそそれかとも見めたそかれにほのぼの見つる花の夕顔」(光源氏/源氏物語)実は、光源氏は歌を返すに際し、わざと筆跡を変えて、家来が詠んだかのようにしている。「私は誰でしょうか?知りたいのなら実際に会いましょう」と誘っていて、その後に服装を変えて会いに行っている。この時分の光源氏はとっても魅力的だ。
高辻通堺町を南に行った西側の民家の脇に「夕顔之墳石碑」が有ります。この石碑付近の町名も「夕顔町」です。
源語伝説五条辺夕顔之墳「源語」ナニ?「夕顔」これ源氏物語か。調べてみました。光源氏の乳母の「五条なる家」付近の荒れ果てた家に住んでいるところを,光源氏が目をつけ通った女性が夕顔です。彼女の家の前に咲いていたのでこう呼ばれたそうです。この町内は夕顔町です。物語から町名がついた。
この近辺、堺町通を挟んで夕顔町。艶な町名~。その由来は、この石碑のある町屋の坪庭に源氏物語の夕顔の墓があるからだという。非公開らしいが、夕顔の墓って…。「江戸の好事家が墓を作った」らしいが、これって今のアニメの聖地みたいな感じか?夕顔萌え?石碑は「源語 傳説 五条辺 夕顔之墳」「京都史蹟会」とある。夕顔ってなんか「守ってあげなきゃ」みたいなイメージのあるキャラのように思われるから、お墓が出来たりするのか?彼女、儚くか弱いだけでもないんじゃないの?と思うが、あんまり書くと夕顔ファンから突き上げくらいそうなんで止める。笑。
名前 |
源語伝説五条辺夕顔之墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www2.city.kyoto.lg.jp/somu/rekishi/fm/ishibumi/html/si010.html |
評価 |
4.1 |
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下京区堺町通松原上る西側にある源氏物語の光源氏に愛されたい夕顔の供養塔のある場所です。現在この辺りは夕顔町として存在しています。非公開ですが、このお宅の中庭には、夕顔の五輪塔があるそうです。夕顔」(ゆうがお)は、「源氏物語」の第4帖のタイトルで、「光源氏」(ひかるげんじ)が関係を持つ6人目の女性の名前でもあります。夕顔自身が「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」(意訳:光源氏様でしょうか。白露のようにあなたが美しいので、こちらの夕顔の花もより美しくなります)と光源氏に宛てた和歌が名前の由来です。第4帖には、光源氏と送り合った和歌がいくつも登場しますが、夕顔の和歌はどれも美しいものばかり。決して美人でもなく、上流の女性でもありませんでしたが、センスが良く、おくゆかしい性格に光源氏は惹かれていきました。