山口文象の自邸、歴史の深み。
山口文象自邸の特徴
1940年に建てられた、山口文象の自邸の魅力です。
日本の近代建築運動を牽引した、貴重な建築物です。
モダンな要素が融合した、奥深い日本家屋の姿です。
ちょっとふるくなっちゃている奥に深い日本家屋をモダンにした感じ観光地でもなんでもないがみたいひとにとっては大事な建物。
建築家である山口文象氏の自邸です。1940年に設計・新建築し、1950年代の改築、1960年代の増改築した歴史がある。
名前 |
山口文象自邸 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.3 |
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設計:山口文象・山口順三竣工:1940年1920年代以降の日本の近代建築運動を牽引した建築家山口文象の自邸で、当初は大きな瓦屋根をもつ民家風の木造住宅として建設されたが、設計者自身によるその後の改修・増減築によってモダニズムの建築の造形要素がしだいに組み込まれていった。山口の設計を特徴づける、モダニズムと和風の造形的傾向がひとつの作品のなかに統合、昇華されている状況がなお現在において確認され、山口文象の足跡を検証するうえで重要な作品である。主屋の空間が「サロン」と名付けられかつては山口に所縁ある人々が集い、また現在も御子息(音楽家)によりピアノ・コンサート等が定期的に開催されて、いまなお開かれた空間として利用されている。使い続けていくことの建築的・文化的価値、つまり「継承性」をまさに体現した事例であるといえる。モダニズムに関連した戦前の住宅作品は近年ますます現存例が限られていくなかで貴重な作品であり、かつ、ご遺族によって当初の意図が受け継がれ活用されている点で多大なる歴史的価値を有する。