妙見神社で歴史を感じるひととき。
昭和17年(1942年)7月に建立された地神さんと、昭和10年(1935年)に建立された妙見さんが、並んで祀られていました。石碑に刻まれた年代的には、妙見さんの方が7年ほど早いものの、史料によりますと、地神さんの方が古く、以前は木柱製で、大正7年(1918年)に南富良野の五区からこの地に移設されたとのこと。地神さんの高さは2メートル50センチほどで、天照大神、大己貴命、埴安姫命、少彦名命、倉稲魂命の5柱を祀っていました。妙見さんの高さは1メートル80センチほどで、一枚岩の自然石を鏡石として祀っており、馬の守護神として、馬体安全が祈られています。福島県北東部が由来らしく、かなり薄れているものの、世話人として5名の名が見られました。2023年11月の訪問時、神域には市松や赤松などが植えられ、管理されている様子が伺えましたが、最近はいまいち、手が足りない様子です。かつて祭日には、集落の農家全戸から米穀や金品などといった供物が集められ、子供相撲や青年の演劇、農産物の品評会も行われていました。令和の現在、そうした祭事は衰微してしまったものの、地神さんと妙見さんは、空知川の河畔を見下ろす高台にあって、静かな時を過ごしています。
名前 |
妙見神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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南富良野道の駅近くの妙見神社にやってきました。